給与以外の所得の確定申告と住宅ローン控除について
県立高校教諭です。
主たる給与の他に、複数の収入があります。
今年度初めて住宅ローン減税のための確定申告を行うのですが、借入額が多いため住宅ローン減税枠が余ります。
確定申告不要な主たる給与以外の収入についても、確定申告をして合算することで納付所得税額を増やし、所得税を取り戻すことができますでしょうか。
それとも、確定申告を行なった場合、所得の増加により不利に働いてしまうことになりますでしょうか。
なお、他の収入とは、
①外部試験の監督料(業者より支払い、源泉徴収票あり)『兼業申請』
②勤務時間外の補習代(生徒より徴収し、時給として支払われる。事務より源泉徴収された状態で手渡し。源泉徴収票なし。)
③株式の配当金・譲渡益(国内・外国、配当控除。外国税額控除を利用予定、住民税は分離課税を選択)
また、①②に関しては、確定申告の際には「雑所得」の扱いでよろしいでしょうか。
以上ですが、ご回答いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
回答します。
住宅ローン控除の申告を行う際には、全ての所得を申告しなければなりません。如何なる目的であっても確定申告を行う場合、全ての所得を申告することになります。
①については、業者の指示、監督のもとでの試験の監督料なので、給与ではないかと考えます。
②について、課外授業の講師料は雑所得です。
また、確定申告で所得税から引き切れなかった住宅ローン控除は、住民税からも控除されます。
そして、住宅ローン控除を受ける確定申告を行う限り、全ての所得を申告しなければならないため、有利、不利を考える余地はありません。
素早くご回答いただきありがとうございました。
簡潔で分かりやすいご説明、感謝いたします。
本投稿は、2022年01月20日 22時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。