年末調整の源泉徴収について
年末調整について質問させてください。
新卒1年目で、就職前の1-3月にアルバイトしていた分の年末調整を行う必要があります。
3社でバイトして、それぞれ下記のような状況ですが、年末調整は諦めて確定申告するしかないでしょうか。
A社:源泉徴収票が手元にある
B社:源泉徴収の発行をお願いしたが、何かと理由をつけて発行せず、最終的に源泉徴収票ではない独自フォーマットの書面を送付される
C社:源泉徴収を貰ったが紛失。会社の年末調整に間に合わない
税理士の回答

石割由紀人
まず、年末調整を行うには、すべての勤務先からの源泉徴収票を提出する必要があります。あなたの場合、A社からの源泉徴収票は手元にあるものの、B社からは正式な源泉徴収票が手に入っておらず、C社からの源泉徴収票も紛失してしまったことから、会社の年末調整で全てを処理できない状況です。
以下の選択肢があります:
1. 確定申告を行う
年末調整が会社で完了できない場合、自ら確定申告を行う必要があります。確定申告では、源泉徴収票の添付は不要ですが、各社の給与支払額や源泉徴収税額を正確に記入しなければなりません。B社については、独自フォーマットの書面であっても、給与や税額情報が記載されていれば参考にして申告書を記入します。C社については、再発行を依頼してもよいですが、可能であれば給与の金額や源泉徴収された税額を記憶に基づいて記入するかC社に再確認を行ってください。
2. 源泉徴収票の再発行依頼
C社の源泉徴収票を紛失している場合、出来るだけ速やかにC社に連絡を取り、再発行を依頼しましょう。B社に関しても、可能であれば正式な様式での発行を再度依頼します。
確定申告は、翌年の2月16日から3月15日までに行えばよいですので、年末調整を利用できない場合でも、時間があります。正確な金額を申告することで、還付を受けたり追加納税が避けられます。
以上のように、年末調整ができない場合でも、確定申告を行うことで税金の精算を完了することができますので、詳細な情報を揃えて確定申告に備えることをお勧めします。
本投稿は、2024年11月10日 19時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。