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消費税の簡易課税制度の利用について

米と栗の専業農家です。24年に売上が1000万円を超えたため来年より消費税の課税業者になります。
税務申告は青色で行っています。
売り先は米問屋と農協が殆どですが個人も100万円ほどあります。
25年の売り上げは1800万円ほどです。
インボイスと課税業者選択の届け出は2026年1月1日からの適用で申請しました。
迷っているのは、タイトルの簡易課税を適用するか、通常の課税を適用するかです。簡易課税を適用することのメリット・デメリットが分かれば教えていただければありがたいです。宜しくお願い致します。

税理士の回答

 簡易課税は、消費税における経費率の様なものです。食料品を耕作している農業の場合、経費率が80%として計算されるので、売上の20%が消費税の儲け相当となり、その税率10%が税務署へ納める消費税となります。
 ですから、実際の経費(給与となる人件費や、減価償却費、保険の支払等は除きます)が売上の何%なのかによって、損得が出てくるわけです。

 簡易課税制度は、基準期間の課税売上高が5,000万円以下の中小事業者の納税事務負担を軽減する制度です。消費税の計算の手間を削減できることがメリットの一つである一方で、一度選択すると2年間は原則課税に戻れないという決まりもあります。
 どちらが節税できるかで考えるなら、山口先生のおっしゃるように、実際の経費(課税仕入れ)と課税売上高×80%のどちらが多いかで考えます。

本投稿は、2025年12月02日 09時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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