在宅ワークの確定申告について
昨年11月からメール送信業務の在宅ワークを始めました。
所得が38万円以上となれば確定申告の必要があるということを知り、今から準備をしておこうと思い、進めていたところ、疑問が出てきましたので質問させていただきます。
業務報酬には消費税が加算されておりますが、確定申告に向けて記帳する際消費税込みの金額を記載すればよいのでしょうか。
今のところ、月に税込み8万程度の収入で、このままのペースで続けていけば年に96万円程度の収入となりそうです。
収入から差し引く経費の件ですが、光熱費、通信料の30%を割り当てようと思ってます。
主人名義でローンを組んだ持ち家なのですが、この場合、作業場として使っている部屋の場所代として家賃を経費に割り当てることができますでしょうか。
その他、作業のために新調したパソコンの費用の何割かを割り当てたいと考えておりますが、それも可能なのでしょうか。
白色確定申告を行うつもりでいますが、個人事業として開業し、青色確定申告を行う方法を紹介しているサイトもありました。
節税のため、どちらを選択すればよいのか。
お恥ずかしいのですが、正直、税の事や申告のことなど、何もわからない状況です。
上記に記載した今年度の収入見込みに対する税負担というものは、おおよそどれくらいなのでしょうか。
税理士の回答
①業務報酬には消費税が加算されておりますが、確定申告に向けて記帳する際消費税込みの金額を記載すればよいのでしょうか。
・収入も経費も消費税込みで記帳します。
②収入から差し引く経費の件ですが、光熱費、通信料の30%を割り当てようと思ってます。
・事業割合を合理的に見積もって必要経費に計上します。
③主人名義でローンを組んだ持ち家なのですが、この場合、作業場として使っている部屋の場所代として家賃を経費に割り当てることができますでしょうか。
・建物は、減価償却資産として、減価償却費が経費になります。ローンの返済は、利息が経費になります。いずれも、事業割合を合理的に見積もって必要経費に計上します。
④その他、作業のために新調したパソコンの費用の何割かを割り当てたいと考えておりますが、それも可能なのでしょうか。
・事業に必要であれば可能です。
⑤白色確定申告を行うつもりでいますが、個人事業として開業し、青色確定申告を行う方法を紹介しているサイトもありました。
節税のため、どちらを選択すればよいのか。
・青色申告は、色々な特典があります。その一つとして、青色申告特別控除があります。経費の他に、10万円、又は、65万円のいずれかを所得から控除できます。
⑥上記に記載した今年度の収入見込みに対する税負担というものは、おおよそどれくらいなのでしょうか。
・所得の金額が38万円(基礎控除額)を超えると、所得税率は、5%からの累進税率です。
住民税は、33万円(基礎控除額)を超えると10%の定率です。
回答していただき、ありがとうございます。
青色確定申告にしようかと思うのですが、今から開業書類等を提出して、今期の確定申告に間に合うのでしょうか。
10万円又は65万円の控除があると言うことですが、どういう条件であれば65万円の基礎控除を受けることができるのでしょうか。
もうひとつ疑問なのですが、月末締め、翌月25日支払いの報酬で、いつの報酬から記帳していけばよいのでしょうか。
よろしくお願いします。
・青色申告は、適用を受けようとする年の3月15日前に青色申告承認申請書を提出します。
年の途中で開業した場合には、開業の日から2ヶ月以内に提出します。
・青色申告特別控除の要件です。
青色申告者に対しては種々の特典がありますが、その一つに所得金額から最高65万円又は10万円を控除するという青色申告特別控除があります。
1 65万円の青色申告特別控除
この65万円の控除を受けるための要件は、次のようになっています。
(1) 不動産所得又は事業所得を生ずべき事業を営んでいること。
(2) これらの所得に係る取引を正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)により記帳していること。
(3) (2)の記帳に基づいて作成した貸借対照表及び損益計算書を確定申告書に添付し、この控除の適用を受ける金額を記載して、法定申告期限内に提出すること。
・月末締の分から記帳します。
本投稿は、2019年04月04日 23時28分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。