贈与の金額がわからない
学生です。パパ活によりいただいたお金やプレゼントを売ってでたお金に贈与税というものがかかることを知りました。多分110万を超えているので確定申告しようと思うのですが、正確な金額を覚えていません。銀行にも全額入れたり、入れてなかったりしたのではっきりとした金額が分かりません。この場合、どうしたら良いのでしょうか?
税理士の回答

石割由紀人
贈与税の申告において、贈与を受けた金額を正確に把握するのが難しい場合がありますが、以下の手順を参考にすると良いでしょう。
1. 取引履歴の確認
まず、銀行の取引履歴を確認し、贈与として受け取った金額を特定します。振込記録や現金の預け入れがあれば、それを基に贈与額を計算できます。
2. 領収書や記録の確認
プレゼントを受け取った際に、その価値を示す領収書やメッセージのやり取りなどがあれば、それも集めて金額を推測します。
3. 記録を基にした推測
具体的な額が分からない場合、過去の贈与のパターンなどから平均的な受け取り金額を推測し、年間合計額を計算することも一つの方法です。
4. 税務相談
不明な点や不安がある場合は、税務署に相談して指導を仰ぐと安心です。税務署の相談窓口を利用することで、具体的な申告方法についてのアドバイスが受けられます。
5. 適切な申告
贈与税は年間110万円を超える贈与に対して課税されます(基礎控除110万円)。超過部分の金額を元に税額を計算し、速やかに申告することが求められます。
以上の手順で贈与額をできる限り正確に把握し、速やかに申告を行うことが重要です。
ありがとうございます。
まず1の取引履歴の確認ですが、自分の銀行口座の確認をした際、一気に入れずにバラバラに入れていたこともあり、贈与で貰った分が分かりません。
なので、今年の全ての収入から自分の働いた給料を引いて出た数字が贈与分とみなす形でも良いのでしょうか?(たぶんここで出てくる数字は全てが贈与金ではなく、家族のために変わりに払ってあとからその分をもらったりしてるところもあるので、収入だけ見ても正確ではないかなとも思っています。)
3の記録をもとにした推測は、その人からしか貰ってなかったので、過去のパターンから平均を出すのが難しいです。この平均を出す仕組みは、税金を少ないより多く払う分には問題がないということなのでしょうか?
4の税務署の相談はひとつの手ですね。でも相談する際に、個人情報を伝えないとダメという記事を見ました。これは、後々家族へ連絡がいくリスクが高いのでは無いですか?
確定申告は翌年の3月くらいまでだと思うのですが、速やかに申告せず、ギリギリに送ると怪しまれてしまいますか?

石割由紀人
贈与金の特定方法について
今年の全ての収入から自分の働いた給料を引いて出た数字を贈与分と見なそうとすることは、かなり不正確になる可能性があります。この方法では、贈与以外の収入や貸し付け、返金も含まれてしまうリスクがあります。具体的な取引が不明な場合は、正確な把握が難しいため、以下のステップで確認を進めるのが望ましいです。
1. 確認可能な記録を集めるすべての取引を再度確認し、贈与によるものと推測される取引履歴をリストアップします。納得できる証拠(メッセージ、送金履歴など)があれば、それを集めてください。
2. 詳しい推定が可能な場合贈与者との過去のやり取りや贈与の頻度を、できる限り思い出し、平均的な額を計算するのも一つの手段です。しかし、これも推測に過ぎないことを認識しておく必要があります。
3. 相談の活用
税務署や税理士に相談する場合、基本的には個人情報を提供します。税務署が第三者(例えば家族)へ連絡することは通常ありませんが、相談の内容にもよるので慎重に進めてください。
多く申告することの影響
法律上、税金を多めに支払うこと自体に問題はありません。ただし、過剰な申告は後で誤解を招くことがあるので、正確な申告を心がける方が無難です。
申告のタイミング
確定申告の提出期限は毎年3月15日です。ギリギリに申告してもそれ自体で「怪しまれる」ことはありませんが、早めに準備を進めて余裕を持って対応することが推奨されます。時間を確保することで、申告内容のチェックもしっかりできます。
本投稿は、2024年11月02日 00時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。