年金の繰下げ受給に関して【現在59歳】
【相談】
あと6年で母が年金受給者になります。
70歳で繰り下げ受給をし、年金だけで
生活できるようにするために必要な金額や
気をつける事を教えてください。
【相談者】
娘:20代(既婚、子供なし)
※母とは離れて暮らしている
※仕事の都合上、いまは一緒に暮らせない
【対象者】
母:59歳(独身)
※体力的に65歳で定年退職するとのこと
【相談内容:詳細】
あと6年で母が年金受給者になります。
今のところ一緒に暮らす事はできないため、
なんとか70歳まで繰り下げ受給をし、
十分な生活費が頂けるようにしたいです。
以下、母の状況と計算上の必要なお金です。
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予定年金(65歳で貰う場合):9万円
予定年金(70歳で貰う場合):約13万円
1ヶ月の生活費:12万円
1年の生活費:144万円
65歳〜70歳までの生活費:720万円
65歳までに母が用意できるお金:200万円
不足分(娘の私が贈与するお金):520万円
※贈与は年間100万円以下で渡す予定なので
贈与税はかからないはず?
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計算上は増額520万円母に渡せればいいのですが、
ここでは見えてこない、健康保険料や介護保険料等が加算されるので、実際にいくらあれば十分な生活ができるか不明です。ネットで検索したところ、
課税所得が145万円以上だと医療制度などの負担額も増えるとのことで、繰下げ受給をすることにより70歳以降の母の暮らしが厳しくなるのであれば、145万円以下に収まるように繰り下げ受給をした方がいいのかなと思います。
その辺の知識を頂けると幸いです。
税理士の回答
贈与についてのみの回答になってしまいますが、扶養義務者間(親子など)の生活費の援助について贈与税は非課税となりますので、生活費として費消されるのであれば、年間110万円以内にしなければならないということではありません。
仮に生活費として年間200万円を母親に渡し、母親が生活費としてすべて使った場合は贈与はなしとなりますが、実際には150万円しかかからず、残りの50万円を母親が貯金していたとなれば、50万円部分が贈与税の課税の対象となります。
ただ、50万円であれば、年間110万円を超えていないので、贈与税の申告をする必要はありません。
本投稿は、2021年06月03日 12時45分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。