税理士ドットコム - [相続財産]賃貸アパートを相続し売却する際の建物の償却費相当額について - 償却率は、24年であれば、0.042になりますね。
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賃貸アパートを相続し売却する際の建物の償却費相当額について

賃貸アパートを相続し売却する際の建物の償却費相当額についてご教示お願いします。
構造:軽量鉄骨造陸屋根2階建
床面積:298.11㎡
登記:平成13年9月
建物の標準的な建築価額表 鉄骨:136.4千円/㎡
から建物の償却費相当額が
標準:40,662,204円X0.9X償却率(0.052)X経過年数(24)=38,629,093円
と言う人がいますが、どうして償却率が0.052なのか
計算結果が38,629,093円
なのでしょうか?

税理士の回答

なぜその計算になっているか。という回答をさせていただきますと、
構造:軽量鉄骨造(おそらく骨格材が3ミリ以下)
用途:住宅用
の建物が平成19年3月31日以前に取得されたものですと
耐用年数が19年、償却率が0.052 となります。

また、令和7年(平成換算だと37年)で償却費を計算する場合ですが、経過年数の方が耐用年数より長いため、数字をあてはめるだけだと償却費相当額が取得価格(本件は標準価格からの計算)を上回ってしまいます。
よって、資産価値は0。取得価格=償却費相当額(累計額)となるところなのですが、
当時の税法は建物は建っているだけで価値があるとされており、残存価格(取得価格から減価償却の累計額を引いたもの)は建物の場合取得価格の5%ですよ。と決められていました。
それをあてはめると、

残存価格:40,662,204×5%=2,033,111
償却費:40,662,204-2,033,111=38,629,093

となるため、残存価格から差引して償却費を算出した計算を行った結果、38,629,093という償却費が算出されました。というものだと思われます。

返信ありがとうございます。
骨格材の板厚が3.2mmの場合は耐用年数が27年になり償却率は0.037となれば、償却費32,497,233となり、残存価格は8,164,971円となるのでしょうか?

おっしゃる通りです。     

実際に売却されるときには、「年」だけでなく「何か月」も算出する数値として使用しますので、若干変動はあるかもしれませんが、考え方はおっしゃっていただいたもので問題ないです。

本投稿は、2025年12月24日 19時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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