源泉徴収票について
お世話になって居ります。
給与計算を担当している者です。
年末調整の計算を行い源泉徴収票を作成したのですが、この源泉が正しいのか心配があります。
給与担当をしていながら知識不足で大変申し訳ないのですが、ご指導の程宜しくお願い致します。
①休職中の社員ですが、マルフを提出している社員で、年末調整の対象者となり、生命保険料控除申告、住宅取得控除申告がありました。
上記申告内容を反映し年調計算を実施したところ、源泉が以下の結果となりました。
・支給総額が0円
・源泉所得税額も0円
・生命保険料の控除額の欄に、申告した金額が印字されている。(仮:30,000円)
・所得控除の額の合計額欄に、510,000円と印字されている。
(基礎控除48万+保険料控除額3万の結果かと思われます)
この源泉は正しいのでしょうか?
支給が0円なので、給与所得控除額も0円で印字されるのかと思っていました。
支給が0円でも、給与所得控除額や、申告した生命保険料控除額は印字されていて正しいのでしょうか?
②令和2年12月1日入社→勤怠末締め、支給翌月15日の場合の源泉交付
・初回給与支給は、令和3年1月15日であり、R2年中に、当社から支給される給与は発生しないため、R2年分の源泉徴収票は作成のしようがなく、作成する必要はない、という認識で間違いないでしょうか?
すみません、お手数ですがご指導くださいますようお願い申し上げます。
税理士の回答

回答します
①に関して
「所得控除額の合計の額」が印字されるのは誤りではありません。
「給与所得控除後の金額」に印字があれば誤りとなります。
「所得控除額の合計の額」が「給与所得控除後の金額」より多くなるケースはよくありますので、誤りではありません。
※「基礎控除申告書」が提出されているとの前提です。
②に関して
「扶養控除申告書」の提出があり、年末調整されていない「前職の源泉徴収票」の提出があった場合は、その内容を基に「年末調整」を行い、「源泉徴収票」を発行してください。
前職等がなく、御社での給与の支給が無い場合は「源泉徴収票」の発行は不要になります。
ただし、これはあくまでも私見ですが、本人の希望があった場合は、支給金額等を0円にし、入社年月日のみ記載した「源泉徴収票」は発行することは可能と考えています。
参考にしてください。
米森先生
お世話になって居ります。
早速のご返信をありがとうございます。
①について
→再度確認したところ、印字があるのは、「所得控除額の合計の額」でしたので、印字されていて
正しいのですね。
米森先生のご指導を拝見して安心致しました。
②について
→本人から前職源泉は未提出の状況です。
そのため、源泉の交付は不要ということですね。
本人からの希望もないので、当社では交付なしにて対応しようと思います。
ご指導大変助かりました。ありがとうございました。

ご心配の点が解消され、何よりと思います。
今後もご不明点がありましたら「みんなの税務相談」にお寄せください
本投稿は、2020年12月10日 00時56分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。