賃借料、前払費用の仕訳計上について
派遣で働いています。
今まで経験した会社は前払費用を計上するは下記のような
仕訳を毎月計上していました。
8月 前払費用/預金
9月 賃借料(9月分)/前払費用
今の会社は、前払費用を計上するのは初回の1度のみにしているため
期中で前払費用は発生せず、残高としてずっと引きずっている状態です。
初めての賃料発生時 前払費用/預金
その後毎月 賃借料/預金
確かに残高は一定ですが、だからといって当期に前払費用の
仕訳を計上しなくても会計処理上問題ないのでしょうか。
確認したいです。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

毎月の金額が同じであれば、期末に同額の前払費用の残高が残り、毎月振替えした場合と同じ結果になると思います。しかし、毎月の前払費用は、翌月には振替をするのが正しい処理だと思います。

理論的には
8月 前払費用/預金
9月 賃借料(9月分)/前払費用
という処理が正しいです。
結論が同じになりますので、実務的には
初めての賃料発生時 前払費用/預金
その後毎月 賃借料/預金
という処理でも結構かと思います。
この場合でも決算の際には、
賃借料/前払費用 前期分振戻
前払費用/賃借料 当期分振替
という洗替の仕訳をしていただく方が望ましいです。
よろしくお願いいたします。
本投稿は、2020年10月15日 15時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。