販売の際の仕訳

　売上の計上時期については、いろいろありますが、出荷日に売上を計上するケース（出荷基準）が取引社会では最も多いと思われるので、迷っているなら出荷日で統一するのがよいものと思います。

①のケースでは、
４月３日
（借方）売掛金　3,300　（貸方）売上高　3,000
（借方）支払運賃　250　（貸方）現金　　　250

となります。

②のケースでは、
５月１日
（借方）普通預金　5,250　（貸方）前受金　5,250

５月２日
（借方）前受金　5,250　（貸方）売上高　5,250
（借方）支払運賃　250　（貸方）現金　　　250

となります。


③のケースは委託販売であり、教科書的には複雑な仕訳をしなければならないことになりますが、それを行うと煩雑で収拾がつかなくなるため、上記の状況に鑑みると、簡便的に報告書が来た日に売上を計上するのでも、個人的には問題ないものと考えます。

７月１５日
（借方）売掛金　12,000　（貸方）売上高　12,000

でよいかと思います。

https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/renketsu/02/02_01_01_2.htm

ご回答ありがとうございます。

①のケースでは、
4/30は 預金 2885／売掛 3300
　　　 支払手数料 165／
　　　 支払手数料 250／
で間違いないでしょうか。
4/3の売上には送料300円は含めない方が良いのでしょうか？

また、他の方からの回答で①では販売サイトに一旦売上が入金されることから「預け金／前受金」
発送の時に「前受金／売上」、サイトから売上入金された時に「預金・手数料／預け金」となると教えて頂きました。
日々の販売取引の件数が多いと、仕訳が多いほど煩雑になるので…
問題なければ売掛で仕訳できる方が楽だなぁと思います。

失礼しました。
上記の仕訳が誤っていました。

①のケースでは、
４月３日は

（借方）売掛金　3,300　（貸方）売上高　3,300
（借方）支払運賃　250　（貸方）現金　　　250

です。訂正します。

４月３０日は上記でおっしゃるとおりで問題ないと思います。


　他の方の回答についてですが、販売サイトに入金された金額を「預け金」として記帳すべきかどうかという問題になると思いますが、個人的には、販売サイトの残高が多大なの金額になるならともかく、精算をこまめにして少額で抑えられているのであれば、「預け金」の記帳は必要ないと思います。

唐澤様
お忙しい中、丁寧なご回答ありがとうございます！
少しでも日々の仕訳を楽にしたいので、そう仰って頂けて安心いたしました。