経過年数が分からない固定資産の耐用年数について
固定資産の耐用年数について質問させてください。
建具の製作を行っている個人事業主です。
新しく作業場を構えるにあたって、同業の方から機械や工具一式を中古で購入しましたが、どれぐらい以前に購入したものか分からないので、耐用年数を何年にすればよいか分かりません。かなり古いものとは思いますが、どのように耐用年数を決定すればよいか教えてください。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

柴田博壽
中古資産の改定耐用年数は以下の算式によって求めるということはご存じと思います。
【算式】(耐用年数-経過年数)+経過年数×20%
ただ、質問者様は、購入先がいつ取得され、何年使用されたが分からないため、お困りと思います。
そこで暫定的な数字でお考え頂くのも一方かと思います。
事業内容が分からないのですが、仮に通常のこの機械の耐用年数が10年で、また購入先も10年くらいは使用していたという状況であれば、
(10-10)+10×20%=という算式がなりたち、答えは2となります。
この場合、見込み耐用年数は、2年となります。
質問者様の現時点で得ている情報から、このように数字を当てはめていただくのも良いかと思います。
なお、計算結果に1円未満の端数があるときは、切捨て処理となります。また、計算結果の数字が2より小さい場合は、2年とすることになります。
ご参考になれば幸いです。
柴田先生。詳細なご回答ありがとうございます。
教えていただいた算式で耐用年数を設定させていただきました。

柴田博壽
お役に立てて光栄です。
ご健闘を願っています。
本投稿は、2020年05月25日 14時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。