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事業用中古不動産の購入年度の償却

法人で大家業を始め、今月末に初決算です。
事業用中古不動産の減価償却について、下記の処理で正しいか
コメントいただけるとありがたいです。
なお、融資を受けるために決算をよく見せたいので、
資産計上できるものは、資産計上しようと思っています。

■物件
木造アパート2013年3月築、2021年6月取得
物件価格4600万(建物3220万、土地1380万)建物比率70%

■建物そのもの以外の償却資産(それぞれ建物比率に按分)
・資産計上が必要なもの
 売買仲介手数料、固定資産税等清算金
・資産計上してもよいもの
 登録免許税、司法書士費用、不動産取得税
上記の認識でよいでしょうか?
また物件取得のための融資の融資手数料の建物比率部分を
償却資産にいれることはできるでしょうか?

■決算での償却費計算(仮に建物償却資産が3400万の場合)
築年数:取得時に8年を経過⇒築8年でよいのか?築9年か?
税法耐用年数:(22-8)+8x20%=15.6⇒15年
当期分の償却:6月取得の2月末決算⇒9か月分でよいのか?

計算:3400万÷15年×(9/12か月)=170万
上記の計算で正しいか?

以上、よろしくお願いいたします。

税理士の回答

■建物そのもの以外の償却資産(それぞれ建物比率に按分)
・資産計上が必要なもの
 売買仲介手数料、固定資産税等清算金
・資産計上してもよいもの
 登録免許税、司法書士費用、不動産取得税
上記の認識でよいでしょうか?

→正しいです。

また物件取得のための融資の融資手数料の建物比率部分を
償却資産にいれることはできるでしょうか?

→固定資産の取得に直接要する支出ではなく、融資を受けるための支出なので入れることはできないと思います。

■決算での償却費計算(仮に建物償却資産が3400万の場合)
築年数:取得時に8年を経過⇒築8年でよいのか?築9年か?

→99ヵ月です。

税法耐用年数:(22-8)+8x20%=15.6⇒15年

→(264ヵ月-99ヵ月)+99ヵ月×20%=184.8ヵ月→15年4.8ヵ月→15年

当期分の償却:6月取得の2月末決算⇒9か月分でよいのか?
計算:3400万÷15年×(9/12か月)=170万
上記の計算で正しいか?

→3,400万円×0.067(15年定額法償却率)×9カ月/12カ月=1,708,500円

ありがとうございます。
税法耐用年数は、決算時ではなく、取得時の月ベースでの経過期間から、年をわり出すということですね。
償却額は、年数で割るのではなく、規定の償却率の掛け算、それに期中の使用期間分を掛け算するのですね。
よく理解できました。

本投稿は、2022年02月02日 12時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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