業務用ソフト購入における帳簿の記入方法について
業務用ソフトをローンで購入した場合の帳簿への記載方法をご教示ください。
A社より200万円で業務用ソフトを購入しました。一括での購入ができなかったため、A社紹介のB社信販会社を通し、ローン購入としました。
手数料が100万円で、合計300万円を48回払で月7万円をB社に支払っていますが、この場合の帳簿への記載方法を教えていただきたいです。
単式の場合と、複式の場合、両方教えていただけると幸いです。
税理士の回答

業務用ソフトをローンで購入した場合の帳簿への記載方法について、単式簿記と複式簿記の両方の方法を以下に説明します。
単式簿記の場合
単式簿記は、主に小規模事業者によって使用され、簡易的な記録方法です。ローン購入の場合、支払った金額を現金出納帳に記載します。
1. ソフトウェアの購入時:
- 支払いが発生した時に費用として一括記載することが基本ですが、耐用年数に応じた減価償却を行うこともあります。この場合は、後者で説明する複式簿記のように対応するのが一般的です。
2. 毎月のローン支払い:
- 毎月の支払いを記録し、「借入金返済」として扱います。
例:
(購入時)
借方:備品 2,000,000円
借方:支払手数料 1,000,000円
貸方:借入金 3,000,000円
(月々の支払い例)
借方:借入金 70,000円
貸方:現金 70,000円
複式簿記の場合
複式簿記は、すべての財務取引を二重で記録する方法で、貸借を必ず一致させます。この方法では、購入時の費用処理と毎月の支払いを詳しく記録します。
1. 購入時
- 「ソフトウェア(無形固定資産)」として資産を計上し、同時に「未払金」または「借入金」として負債も計上します。
2. 毎月の支払い
- 元金部分を「未払金」または「借入金」から減少させ、支払利息を費用として記録します。
会計仕訳は以下のようになります。
例
(購入時)
借方:ソフトウェア(無形固定資産)2,000,000円
貸方:未払金または借入金 3,000,000円
(月々の支払い)
支払い例の内訳(月々の借入金の返済元金が60,000円、利息が10,000円と仮定)
借方:借入金 60,000円
借方:支払利息 10,000円
貸方:銀行預金 70,000円
ご回答ありがとうございます。
分かりやすく説明いただき、ありがとうございました。
本投稿は、2024年10月27日 12時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。