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仕訳の勘定科目と補助科目と総勘定元帳について

個人事業主で、先月から2つのフリマサイトで商品の販売を始めました。
来年の青色申告に向けて仕訳帳の作成にあたり
仕訳の勘定科目科目を設定しているところです。

仕入、預け金、消耗品費の科目にはそれぞれ
材料費と副材料、メルペイとPayPay、工具器具と梱包資材
の補助科目を設定しようと思うのですが
その際、仕訳帳と総勘定元帳の記載方法を教えて頂きたいです。

A、仕訳帳→勘定科目を仕入とし、摘要に材料費、副材料と記入する
総勘定元帳→摘要に購入物品などの内訳を記入する

B、仕訳帳→勘定科目の欄に仕入(材料費)と仕入(副材料)と記入し、摘要に購入物品などの内訳を記入する
総勘定元帳→そのまま転記する

購入品の内訳などを記載する際は、仕訳帳か総勘定元帳か
どちらに詳しい内訳を記載すれば良いでしょうか?

預け金の記載についても教えて頂きたいです。


よろしくお願い致します。

税理士の回答

 会計ソフトをご使用であれば、補助科目を設定すると、仕訳をするときにに、勘定科目を入力した段階で、どの補助科目にするか聞いてきますので、それにしたがって、仕訳入力をすればよいことになります。

仕訳では、
総勘定元帳:仕入
補助科目:副材料
摘要欄:購入物品の具体的内容

を記載すればよいことになります。

そうすれば、総勘定元帳と補助元帳に同じ内容が飛んできます。

会計ソフトを使用していなければ、ご使用になることをおすすめします。
業務が大幅に効率化します。

【結論】
仕訳帳には主要な勘定科目を記載し、詳細は摘要欄か補助科目で管理するのが一般的です。総勘定元帳は仕訳帳から転記されるため、主要科目と補助科目ごとに整理すれば十分です。

【詳細】

(1)仕訳帳と総勘定元帳の役割
・仕訳帳:日付順にすべての取引を借方・貸方で記録する帳簿
・総勘定元帳:仕訳帳から転記し、勘定科目ごとに整理・集計する帳簿

(2)補助科目の活用
・主要科目の下に、材料費、副材料、メルペイ、PayPay、工具器具、梱包資材などの補助科目を設定すると管理がしやすい

(3)ご提示の方法について
A案:仕訳帳は「仕入」と記載し、摘要に「材料費」「副材料」と書く → 手書き帳簿に向いている
B案:仕訳帳の科目欄に「仕入(材料費)」「仕入(副材料)」と書く → 会計ソフトで補助科目を使う場合に多い

→ どちらも可能。会計ソフトならB案、手書きならA案が一般的。

(4)内訳の記載方法
・摘要欄に具体的に書く(例:「A商店から材料Aを△△円で購入」「梱包用ダンボール購入」など)
・さらに詳しく管理したい場合は、補助簿(内訳帳)を別に作成してもよい

(5)預け金の処理(フリマサイトの例)
・売上確定時
 借方:預け金(メルペイ)〇〇円
 貸方:売上 〇〇円
 摘要:メルカリ〇月分売上計上

・入金時
 借方:普通預金 〇〇円
 貸方:預け金(メルペイ)〇〇円
 摘要:メルカリより売上入金

→ 総勘定元帳では「預け金」の科目内で、メルペイやPayPayなど補助科目ごとの動きを確認可能。

【まとめ】
(1)仕訳帳は主要科目+摘要で管理
(2)補助科目を設定すれば、より明確に把握できる
(3)預け金はサイトごとに補助科目を作ると便利

本投稿は、2025年08月02日 20時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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