税理士ドットコム - [勘定科目]アパート購入の決済時の仕訳について - 初心者の方でも会計ソフトに入力しやすいよう、日...
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 勘定科目
  4. アパート購入の決済時の仕訳について

アパート購入の決済時の仕訳について

2025年1月23日にアパートを購入しました。仕訳について教えていただきたいです。
個人事業主で免税業者です。本業は別にあり、不動産賃貸業は副業です。
会計は初心者で、仕訳等不明点が多く、こちらでお力をお借りしたく相談します。

アパート総額 1650万円
内訳(土地:950万 建物:700万)

◯2024年12月30日
手付金として170万円をプライベートの口座から売り主へ入金

◯2025年1月23日決済
残代金について、売り主との調整・相殺後の金額を事業用口座より入金
 買主負担(私)
 ・売買残代金 14,800,000 円
 ・固定資産税精算 82,338 円(固定資産税評価額の土地・建物の比率=29%:71%)
 ・インターネット通信費 3,321円 (1/1~1/22分)
 合計14,885,659円

 売主負担
 ・家賃精算 181,955円 
 ・敷金、クリーニング代精算 236,000円
 合計 417,955円
 
→上記を相殺し、14,467,704円を振り込みました。

なお、仲介手数料は
555,000円+55,500円(消費税)=610,500円です。
こちらも決済日に仲介業者へ事業用口座より入金しました。

大変申し訳ありませんが、
上記についての仕訳方法を借方勘定科目:金額 貸方勘定科目:金額、というように
会計ソフトに入力できる段階まで噛み砕いて教えていただきたいです。

税理士の回答

 初心者の方でも会計ソフトに入力しやすいよう、日付ごとの仕訳に整理しました。
 免税事業者の場合、消費税込みの金額で記帳する「税込経理」となります。
 1. 2024年12月30日(手付金の支払)
 プライベートの口座から支払ったため、貸方は「事業主借」を使います。この時点ではまだ所有権が移転していないため「建設仮勘定」または「前払金」で処理します。
借方勘定科目  金額   貸方勘定科目 金額 摘要
建設仮勘定(または前払金) 1,700,000 事業主借 1,700,000 アパート購入手付金
 2. 2025年1月23日(決済日)
 ここが一番複雑な部分です。
 「仲介手数料」は建物の取得価額に含めるのが一般的ですが、土地・建物それぞれの価格比率で按分する必要があります。
事前計算
仲介手数料の按分: 総額 610,500円
土地分:610,500 × (950万÷1,650万) ≒ 351,136円
建物分:610,500 × (700万÷1,650万) ≒ 259,364円
固定資産税精算金の按分: 総額 82,338円
土地分:82,338 × 29% = 23,878円
建物分:82,338 × 71% = 58,460円
※固定資産税精算金は税法上、公租公費ではなく「取得価額(物件価格)」に含めます。
仕訳(物件購入・相殺・仲介手数料)
会計ソフトでは、1つの取引を複数の科目に分ける「振替伝票」形式で入力するとスムーズです。
借方勘定科目 金額 貸方勘定科目 金額 備考
土地 9,875,014 建設仮勘定 1,700,000 手付金の振替
建物 7,317,824 普通預金 14,467,704 差引支払額
通信費 3,321 預り金(敷金) 236,000 承継した敷金等
前受収益(家賃) 181,955 承継した家賃
(仲介手数料分)
(建物/土地に加算済) 普通預金 610,500 仲介会社への支払
【土地・建物の最終的な金額の考え方】
土地: 9,500,000 + 351,136(手数料) + 23,878(固資税) = 9,875,014円
建物: 7,000,000 + 259,364(手数料) + 58,460(固資税) = 7,317,824円
※これらが今後、減価償却(建物のみ)の基礎となる金額です。
入力のポイント
敷金・クリーニング代: これらは将来退去時に返す、あるいは修繕に充てるお金を「預かった」状態なので、負債である「預り金」として計上します。
家賃精算: 売主から受け取った1月分の家賃は、1月分の売上(賃貸料収入)としても良いですが、正確には「前受収益」として計上し、月末に売上へ振り替えるのが丁寧です。(家賃の計上時期は、契約書上いつ受領することになっているかで決まります)
通信費: 1/22までの分を負担したとのことですので、そのまま経費計上します。
 アパート購入時には、この他に「登録免許税」「印紙代」「不動産取得税(後日)」が発生します。
 登録免許税・印紙代・不動産取得税: 「租税公課」として経費にするか、「取得価額」に含めるか選べますが、一般的にはその期の経費(租税公課)にする方が節税メリットが早めに受けられます。
 まずは上記を、マネーフォワード クラウド確定申告やfreeeなどの会計ソフトの「振替伝票」機能で入力してみてください。

本投稿は、2026年01月07日 21時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この税務相談の書き込まれているキーワード

この相談に近い税務相談

勘定科目に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

勘定科目に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
162,396
直近30日 相談数
869
直近30日 税理士回答数
1,568