個人事業主の生活費
昨年から個人事業主として営業を始めたものです。
見よう見まねで昨年の確定申告は終えましたが、私が生活費として使っていたお金の処理を全く行っていませんでした。
■結果、帳簿上は口座にある以上のお金があることになっています。少し勉強して「支出、事業主貸」という処理をするのだということは判ったのですが、昨年の決算は閉めてしまっています。今年の中で昨年分を処理して、実際の口座と帳簿の金額を合わせていいのでしょうか?
■この「事業主貸」は返すことなどないわけですが、延々と借り続ける処理でよいのでしょうか?
■この処理によって、事業収入は変わらないと考えてよいのでしょうか?
会計は全くの素人です。宜しくご回答お願いします。
税理士の回答

以下、ご確認いただければと思います。
■今年の申告で口座残高に合わせるように事業主貸で処理して問題ありません。あくまで、貸借対照表の科目の変更であって、損益計算(=税金の計算)には影響ありません。
■事業主貸と事業主借は翌年になるといったんリセットされゼロになります。その代わり、過去の事業主貸と事業主借が相殺された金額が元入金という科目に積立てられていきます。
■収入にはなりません(事業主貸○○円/預金○○円、という仕訳になります)。
ありがとうございました。私のケースだと、2020年の処理が終わった際に元入金という科目が出来ることになるのでしょうね。また勉強しておきます。

ご理解の通り、2021年の期首に元入金の科目ができます。ご参考までに、元入金の計算は正確には以下になります。
翌年分の元入金=当年分の元入金+利益(損失の場合はマイナス)+事業主借-事業主貸
※利益は青色申告特別控除を差し引く前の金額
ご丁寧に、ありがとうございました。
本投稿は、2020年05月20日 11時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。