個人事業主が不動産投資を始める。不動産投資購入時の仕訳について
お世話になっております。教えていただきたいです。
個人事業主で青色申告をしています。投資目的で、
今年の10月31日に金融機関から個人として、
物件代金と諸費用(登記費用・固定資産税日割り等)まで含めて
借入(期間35年)を行い、都内のワンルームマンションの一室を購入しました。
普段、マネーフォワードで仕訳管理しています。
①購入前の手付金を支払った際の仕訳 10/1
借方:前払金:10万円/貸方:事業主借:10万円
②金融機関から借り入れした際の仕訳 10/31
借方:普通預金(または現金):2,200万円/貸方:長期借入金:2,200万円
③物件引き渡し時(決済時)の仕訳 10/31
借方:土地:1,072万円/貸方:前払金:10万円 ※①のもの
建物:1,087万円 普通預金(または現金):2,200万円 ※②のもの
登記費用:31万円 事業主借:5万円
固定資産税:4万円
印紙代:1万円 ※売買契約書に添付
ローン事務代行料:5.5万円 ※不動産会社
ローン事務手数料:11万円 ※金融機関
火災保険料:1.5万円
地震保険料:2万円
総額:2,215万円
④家賃、不動産管理手数料が差し引き後に、入金された際の仕訳
借方:普通預金:90,000/貸方:家賃:92,200
賃貸管理代行:2,200
上記で、合っておりでしょうか。
個人事業主で本業で記帳しているマネーフォワードで、
事業所得、不動産所得をまとめて管理してしまってよろしいでしょうか。
税理士の回答

古賀修二
土地建物の取得費とするもの
通常はよくあるものは
仲介手数料
未経過固定資産税
上記の仕訳だと不動産屋への仲介手数料がないので含めているのかとは思いますが
支払った固定資産税は土地建物に含めなければなりません。(価格比で按分)
その他の仕訳はそれで良いと考えます。
古賀様
お世話になっております。
ご回答いただきありがとうございます。
3つ質問させてください。
①上記で固定資産税と記載している4万円は、
未経過固定資産税として、土地と建物に価格按分し、
それぞれの価格に含めるということは、
土地1,072万円:建物1,087万円=土地49.65%:建物50.35%
未経過固定資産税4万円を土地と建物に按分し、
土地49.65%:建物50.35%=土地19,860円:建物20,140円
上記を足しこんだ数値で、
土地:10,739,860円(1,072万円+19,860円)
建物:10,890,140円(1,087万円+20,140円)
仕訳するで、理解であっておりますでしょうか。
②建物の減価償却は、
未経過固定資産税を含めた建物:10,890,140円に、
償却率を掛けて計上すればよろしいでしょうか。
仕訳は直接法、間接法どちらでも構わないのでしょうか。
③本年の減価償却の考え方は以下でよろしいでしょうか。
賃借人が付いたまま、10/31に引き渡しを受けていますので、
10月、11月、12月の3ヵ月分を3ヵ月分で計上してよろしいでしょうか。
教えていただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが何卒よろしくお願い申し上げます。

古賀修二
①そのような考えで大丈夫です。
②はい、未経過固定資産税を含めて計算してください。
通常直接法で良いと思いますが、間接法でも大丈夫です。
③はい、10月が含まれておりましたら3か月分で問題ありません。
本投稿は、2023年11月23日 18時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。