定額減税の伝票の書き方について教えてください。
夫の会社で経理をしています。
今月から定額減税が開始されて、伝票の書き方がわかりません。
振込社員の伝票はいつも振替伝票をおこしています。手渡しの社員は出入金伝票をおこします。
手渡しの社員はいつも通り出入金伝票を作成し、さらに定額減税分として今月の源泉税の出金伝票おこせばいいのでしょうか?
また、振り込みの社員の振替伝票は、今まで通り振替伝票をおこして、最後に定額減税・源泉税〇名分と書いておこせばいいのでしょうか?
手渡しも振込も、市県民税は0円と記載するのでしょうか?
いまいち、認識ができません。。。
基本的なことかもしれませんが、経理1年ほどしかやっておらず、そこに定額減税となったので、よくわかりません。
説明が下手で申し訳ございませんが、ご助力をお願いいたします。
税理士の回答

米森まつ美
定額減税に関して「給与明細書」への記載は規定されていますが、会社の経理(振替伝票)などの記載は特に制限はありません。
例えば
通常 給与 30万円 源泉所得税額1万円の場合は、振替伝票で
給与 30万円 / 現預金29万
/ 預り金 1万 としますが
定額減税で源泉所得税額が0円になった場合は
※ 3万円のうち1万円控除した時など
給与 30万円 / 現預金 30万円 と
仕訳(振替伝票・出金伝票)を起こせば良いと思います。
摘要に定額減税済みと記載してもよいかもしれませんが、あえて定額減税額を、伝票や帳簿上に記載する必要性はないと考えます。
各人の控除額や残額を把握したい場合は「各人別控除簿」や、任意の書類をExcelで作成してもいいと思います。
なお、住民税の定額減税は、会社での計算は必要ないため、市区町村から送られた各人に対する「課税通知書」を従業員に交付し、会社控えに記載されている金額を、給与から天引きして納付することになります。
給与明細書には、住民税の6月分の納付額がない場合は、0円と記載します。また、源泉所得税も納付額が発生しない場合は0円と記載します。
源泉所得税の定額減税関係の給与明細書の記載方法は、本人が分かるように、適宜記載します
例えば先ほどのケースの場合
定額減税額 1万円 と記載してもいいですし、
定額減税額の総額や翌月に繰り越された額などを明示するならば
源泉所得税 1万円 定額減税 3万円
今月控除する源泉所得税額 0円 翌月への繰越額 2万円 と
給与明細書の余白に記載してもよいです。
給与明細書に余白がないときは
明細書の源泉所得税額0円として
別途作成した紙に、定額減税額、控除した金額、繰り越された額などを記載し、交付してもよいことになっています。
国税庁HPから参考箇所を添付します。
「Q&A」の10-8以降を参考にしてください
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/0024001-021.pdf
ご回答ありがとうございます。
では、ダイレクトに金額を書いて定額減税を含むと記載しておいても大丈夫ということでしょうか?
また、来月以降も所得税を引いていくわけですが、何人かは引き切ってしまう人もいます。
定額減税分が終わった人は、振替伝票に源泉税を徴収した人数と金額を記載すれば大丈夫でしょうか?

米森まつ美
>ダイレクトに金額を書いて定額減税を含むと記載しておいても大丈夫ということでしょうか?
⇒ 特に規定はありませんので、大丈夫だと考えます。
なお、「定額減税を含む」ではなく「定額減税控除後」や「定額減税控除済み」の方が適当であると考えます。
>定額減税分が終わった人は、振替伝票に源泉税を徴収した人数と金額を記載すれば大丈夫でしょうか?
⇒ 備忘的に記載をすることは可能だと思います。特に大丈夫だよ考えます。
お忙しいところ、丁寧に教えてくださりありがとうございました。
まだまだ経理初心者の為、とても助かりました。
心より、御礼申し上げます。
また迅速な対応、感謝申し上げます。

米森まつ美
ベストアンサーをありがとうございます。
少しでもお役に立てましたら幸いです
本投稿は、2024年06月25日 13時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。