利用方法や操作方法の確認
お世話になります。
クレジットカードをQR決済アプリの支払い設定での連携後、アプリ内でクレジットカードの利用方法や操作方法を確認(カード番号を表示する等)すると初回のみ付与されるQR決済ポイントは偶発的なものであり、一時所得であるという認識でお差し支えないでしょうか?
よろしくお願い致します。
税理士の回答

竹中公剛
ある意味ポイントはすべて偶発的なようにも思います。
記載のポイントで、その後商品の購入などで使えるのなら、使用時の値引きでもよいように思います。
よろしくお願いします。
ご認識のとおりで差し支えありません。
ポイント付与の性質
・クレジットカードを QR決済アプリに連携 したことにより「初回限定」で付与されるポイントは、通常の購買活動に伴う割引・値引きとは異なり、偶発的に得られる利益です。
・このような「行為に対する対価性の乏しいポイント」は、税務上は 一時所得 に区分されます。
一時所得の整理
・一時所得の金額計算は
総収入金額 – 収入を得るために支出した金額 – 特別控除額(最高50万円)
で求められます。
・多くの場合、付与されるポイント数は少額であり、他の一時所得と合算しても50万円を超えなければ課税は生じません。
実務上の注意
・アプリ内でカード番号を「表示」する等の操作は、単なる利用方法確認に過ぎず、それ自体が所得課税に影響するものではありません。
・重要なのは「初回限定特典ポイント」である点であり、これは継続的なキャッシュレス決済利用に伴うものではなく、したがって雑所得や事業所得ではなく、一時所得にあたるという整理になります。
✅ よって、ご質問のケースでは 「一時所得」とする認識で問題ありません。

上田誠
ご認識のとおり、
「初回のみ付与される登録・操作特典のポイント」は偶発的な収入であり、一時所得に区分するのが適切です。
通常は金額も小さいため、実際に課税対象となることはまずないでしょう。
諸先生方の迅速且つご丁寧なご回答を誠にありがとうございました。
本投稿は、2025年09月02日 18時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。