賃貸マンションの立退料を受け取った場合の所得税について
入居中賃貸マンションが老朽化による改修工事等をおこなうため、転居の依頼があり、不動産会社と交渉の結果、立退料を受け取り、転居することとなりました。
立退料の内訳は以下の通りです。
①転居先物件敷金、礼金、不動産仲介手数料、引越費用 相当額※
※転居先は未確定のため、相場等より算出した金額を受け取ります。
実費ではありません。
②物件探し、引越し準備等に要する有給休暇の補填
③上記①②にかかる所得税の補填
③の計算方法として、不動産会社からは「①②の合計×1/2×23%」と提示されました。
この計算方法はあっているのでしょうか。
あっていない場合は正しい計算方法を教えて頂けますか。
教えて頂いた内容で不動産会社と交渉したいと思います。
税理士の回答

竹中公剛
③の計算方法として、不動産会社からは「①②の合計×1/2×23%」と提示されました。
この計算方法はあっているのでしょうか。
この数字については、お二人の合意事項でして、不動産業者が、相談者様に、提示しています。きめられた計算式などありません。
正しい計算方式などありません。ので、お教えすることなど出来ません。
いくらもらえるかで、納得のいく数字になったら、合意してください。
宜しくお願い致します。

境内生
「①②の合計×1/2×23%」の根拠について推定してみました。おそらく今回支払う立退料は相談者にとっては一時所得として課税されると考えています。一時所得=(収入-必要経費-50万円)×1/2により計算されます。そして23%の数値ですが、これは課税所得が695万円超900万円以下の場合に適用される所得税の速算表の税率です。したがって概ねあってはいるのですが住民税の10%が考慮されていませんので「①②の合計×1/2×33%」が正しいのではないかと考えます。
丁寧にありがとうございました。
理解できました。

竹中公剛
境内生先生ホローありがとうございます。
感激です。(#^.^#)
本投稿は、2020年06月05日 08時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。