仮想通貨の確定申告ケースについて
仮想通貨の購入・売却における確定申告の理解についてご教示ください。
年収1500万円以下のサラリーマンで、副業は仮想通貨の運用のみという前提で以下の事例に対する理解は正しいでしょうか?
Case1)
2017年3月に1,000円/BTCの時に100BTC(計100,000円)を購入
2017年12月31日までの期間BTCの売却なし。しかし、相場が20,000円/BTCまで高騰したため190万円の含み益(20,000円*100BTC - 1,000円*100BTC)が発生。
この場合は、BTC売却による利益確定をしてないため2017年の確定申告不要。
Case2)
2017年3月に10,000円/BTCの時に100BTC(計1,000,000円)を購入
2017年12月31日までの期間BTCの売却なし。しかし、相場が100円/BTCまで暴落したため99万円の含み損(100円*100BTC - 10,000円*100BTC)が発生。
2018年1月1日の相場も100円/BTCのまま。
2018年12月31日に10,000円/BTCまで相場が戻った時点で100BTCを売却。
購入当初からの期間で見ればBTCによる収益0円だが、確定申告対象の2018年1月-12月の期間で見れば99万円の利益(10,000円*100BTC - 100円*100BTC)となるため2018年度の確定申告は必要。含み損を出した2017年度の確定申告は不要。
Case3)
2017年3月に100円/BTCの時に100BTC(計10,000円)を購入
2017年12月31日までの期間BTCの売却なし。しかし、相場が300,000円/BTCまで高騰したため2,999万円の含み益(300,000円*100BTC - 100円*100BTC)が発生。
2018年1月1日の相場は300,000円/BTCのまま。
2018年12月31日に相場が301,000円/BTCのタイミングで全100BTCを売却。2018年の仮想通貨売却利益として10万円の利益(301,000円*100BTC - 300,000円*100BTC)を確定。
2017年は含み益の状態で利益確定してないため確定申告不要。2018年は20万円以下の収益となるため確定申告不要
長文申し訳ございませんが、上記理解で適切でしょうか?
税理士の回答

寺尾諭
ビットコインは日本円に換金した時点で利益が確定しますので、その時点で確定申告が必要となります。
また利益は 売却額-購入額等で計算しますので、ケース2は利益0、ケース3は利益3,009万円となります。
ですのでケース1,2は確定申告が不要ですが、ケース3は必要です。
ご回答ありがとうございます。
確定申告の対象は年単位で清算するイメージがありましたが、考え方がクリアになりました。
数年にわたって長期保有した後、利益確定する場合は、手数料の情報も含む毎年の取引履歴を確実に保管し、最終的な利益確定のタイミングで計上ミスのないように注意するようにいたします。
本投稿は、2017年11月26日 09時55分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。