預けたtokenが別の通貨で引き出せる時
debankで100USDTを預けました、同時に各チェーンのUSDT・USDCを引き出す権利100$分が表示され1:1で引き出すことができます。debank内ではその権利ドル(ややこしいので権利ドルという通称を使います)がVIPプランや投げ銭や抽選で受け取りや支払いに使いました。税計算的にはこうしようと考えています。
1.debankに入出金した時に利確とし、debank内権利ドルとusdtを別通貨として扱う
2.debank内の権利ドルとUSDT現物を同一物として計算する(USDTの入出金で統一する)
3.debank権利ドルとUSDT・USDCの入出金は取得価額の引き継ぎと考え、利確にしない(交換元の取得価額を交換先が引き継ぐ処理、cryptolinkのトークンスワップ参照)
どれが妥当だと思いますか?
税理士の回答

石割由紀人
最も妥当な税務処理方法は、2番目の選択肢「debank内の権利ドルとUSDT現物を同一物として計算する(USDTの入出金で統一する)」であると考えられます。
経済的実質の考慮:
debankに預けたUSDTと、それに対応する「権利ドル」は実質的に同じ経済的価値を持つと考えられます。この場合、単なる形態の変更であり、実質的な交換や売買が行われていないと解釈できます。
取得価額の継続性:
同一の経済的価値を持つものとして扱うことで、取得価額を継続して適用することができます。これにより、不必要な課税事象の発生を避けることができます。
簡便性と一貫性:
USDTの入出金で統一することで、計算が簡便になり、税務処理の一貫性も保てます。これは長期的な税務管理の観点からも有利です。
利確のタイミング:
実際にUSDTや法定通貨に交換して外部に引き出す時点で利確とみなすことが、経済的実態に即していると考えられます。これは、仮想通貨取引における一般的な課税タイミングの考え方とも整合性があります。
現時点では、このような特殊な取引形態に対する明確な税務ガイドラインが存在しないため、経済的実質に基づいた解釈が重要となります。
この解釈は一般的な仮想通貨の税務処理原則に基づくものであり、税務当局の見解が異なる可能性があります。
新しい形態の取引や権利については、将来的に税務上の指針が変更される可能性があります。
VIPプランや投げ銭、抽選での使用については、別途考慮が必要な場合があります。これらの取引が実質的な経済的利益をもたらす場合、その時点で課税事象が発生する可能性があります。
2のUSDTとdebank内ドルを同一として計算する方法を提案されていますが、同時にdebank内のドルをUSDTに引き出した時に利確で別物として考える方法が書いてあり、少しよく分からないですが補足があれば幸いです。

石割由紀人
大変申し訳ございません。言ってることが矛盾していました。訂正させてください。
権利ドルとUSDTを別個の資産として扱い、権利ドルをUSDTに引き出した時点で利益確定と捉えて計算するべきと思います。

石割由紀人
debankの権利ドが、USDTとは異なる特性があるとするならば、別個の資産として扱い、権利ドルをUSDTに引き出した時点で利益確定と捉えて計算するべきと思います。
本投稿は、2024年08月29日 16時39分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。