大学生が仮想通貨を売買をしている場合の確定申告について
今、大学生でアルバイトをしながら仮想通貨の売買をしています。
アルバイトと仮想通貨でいくら利益が出たら確定申告が必要なのか、また仮想通貨で利益が出なかった場合の確定申告はどうすればいいのか教えてもらいたいです。
税理士の回答

学生でも、1才の子供でも、年間20万以上の所得があれば申告義務があります。アルバイト分と合わせて、仮想通貨売却益等について雑所得として売却額から購入価額等の取得価額を控除した額が申告対象となりますね。
仮想通貨 で国税庁からQA等出ていますのでご確認ください。
アルバイトの収入は「給与所得」になり、収入金額から「給与所得控除額」を差し引いたものが給与所得の金額になります。「給与所得控除額」は最低でも65万円あります。
また、仮想通貨の利益は「雑所得」になり、年間の値上がり益を合計したものが雑所得の金額になります。
そして、給与所得の金額と雑所得の金額を合計した「合計所得金額」が、「所得控除」の金額(基礎控除38万円など)を超えた場合に確定申告が必要になります。
相談者様の「所得控除」が基礎控除(38万円)のみを前提とすると、次のような場合に確定申告が必要となります。
〇所得税の確定申告が必要な場合:(アルバイト収入‐65万)+仮想通貨の利益 > 38万円
仮想通貨で利益が出なかった場合には、上記算式に当てはめると、アルバイト収入が103万円を超えた場合に確定申告が必要になります(所得控除が基礎控除のみの場合)。
本投稿は、2018年04月28日 12時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。