扶養控除外になるかについて
私は現在、学生です。
アルバイトを3箇所で行っており、親の扶養を受けております。
アルバイトでの、所得額は合計で86万円です。
さらにまだ、利益確定していないのですが、仮想通貨で、20万円を利確しようとしています。
この場合は、親の税金額が増えたり確定申告が必要になりますか?
また、扶養範囲内にするためには、どのようにすればいいのでしょうか?
税理士の回答
ご質問の文面に「所得額が86万円です」とありますが、「収入金額が86万円」と解釈して回答いたしますのでご了承ください(所得額が86万円ですと、既に扶養控除から外れてしまいます。)。
アルバイト収入が86万円ありますと、給与所得の金額は「86万‐65万=21万円」となります。
扶養控除の対象となるためには、相談者様の合計所得金額が38万円以下であることが必要です。
従って、仮想通貨の利益が20万円生じますと、上記の給与所得と合わせた合計所得金額は41万円となり、扶養控除の対象外となってしまいます。その場合には、親御さんの税金が増えることになります。
また、相談者様の所得控除の金額によっては、ご自身も確定申告をしなければならなくなります。
扶養控除から外れないためには、アルバイトの収入金額が既に86万円ある状況ですと、年内の追加の所得は14万円以下に抑える必要がありますのでご留意ください。
本投稿は、2018年05月04日 11時27分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。