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社員と会社起業のメリットデメリット教えてください

今、運送業で社員として働いています。自分で仕事をもらってきて会社からその運賃を給料としてもらっているのですが、所得が増えた為払う税金も増えてきました。
そこで今働いている会社の下請けとして自分で資格をとって会社を起こそうかと思っています。
そうなった場合、今までと手元に入るお金はどう変わってきますか?
もし起業しても税金等でメリットがなければ今のまま社員として働いていたほうがいいかと思っています。税金の事など全くわからない為、完結にどっちがいいと教えていただきたいです。

税理士の回答

社員の場合には現在の会社から給与を受け取ることになります。給与の場合には、給与の収入金額に応じた「給与所得控除額」という、みなし経費が認められています。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htm

一方、起業して下請けになった場合、まず個人事業の場合には上記のような「みなし経費」は使えず、収入を得るために実際にかかった必要経費だけを控除して所得金額を計算し、毎年の確定申告をご自身でする必要があります。また、国民健康保険や国民年金に入り直す必要があります。

次に、会社を興して下請けとなった場合には、会社から役員給与を受け取ることになります。また、個人では経費にできないもの(例えば、生命保険や家族への給与など)が会社にすることで適正なものに関しては経費にすることが可能になります。
ただし、会社の確定申告と、個人の年末調整(又は確定申告)など、事務作業が増えることも一方ではありますのでご留意ください。

給与で受け取る金額よりも起業して請負で受け取る金額の方が相当上がる場合には、起業することも検討の価値がありますが、請負になっても受け取る金額が変わらない場合には、税金の面からは給与のままの方が良いと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

本投稿は、2017年11月03日 09時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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