オンラインカジノでかかる税金について
私はオンラインカジノでバカラをプレーしていますがどのように課税されるかわかりません。
バカラは短時間で少額を何度もかけます。勝率は大体半々です。
この場合の計算方法がわかりません。
ダランベール法という手法を採用してるのですがこれは下記のようにプレーしていきます。
1回目 100円 負 -100円
2回目 200円 勝 +400円
3回目 100円 勝 +200円
4回目 100円 負 -100円
5回目 200円 負 -200円
6回目 300円 勝 +600円
7回目 200円 勝 +400円 収支+400
※勝てば2倍の配当
手法についての説明は省略させて頂きますが、具体的な数値としてはこのような感じになっていきます。少額で税金がかからないのはわかりますが、控除などを考えずにもしかかると仮定したら一時所得はどのような計算になりますか??
(一時所得は負けた場合は経費として計算されないと調べました。
なので上記の中の2.3.6.7回目だけで計算するということになりますか?)
またこの手のゲームでは何百回何千回と賭け、少しずつ利益を得ることになると思うのですが、1つ1つ確認して計算しなければならないのですか?
(もし計算しなければならないとなると、勝ち負けがほぼ半々になるこのゲームではかなりの税金がかかると思うのですが...
回数を多くこなすと得た金額以上の税金を払わなければならないケースもでてくるような気がします)
実際にやっている方はどのように計算しているのか事例も踏まえて知りたいです。
このようなカジノゲーム(バカラ、ルーレット、ブラックジャックなど)はやればやるほど税金が大きくなり損になりそうだなと疑問に感じたので、今回質問させて頂きました。
よろしくお願いします。
税理士の回答

中島吉央
2.3.6.7回目だけで計算するということになりますか?
正確にいうとそうなります。一時所得の金額の計算においては、収入を得るために支出した金額は本来、収入金額に個別対応する支出した金額のみを控除すべきですが、大量にある場合は、課税庁側も実態に即してラフに計算してきます。
令和元年10月30日東京地裁判決(平成30年(行ウ)第219号)における被告(国、課税庁側)の主張は次の通りです。
「一時所得の金額の計算においては、本来、収入金額に個別対応する支出した金額のみを控除すべきところであるが、本件では、個々の当たり馬券の払戻金、当該当たり馬券の購入金額、無効となった馬券に係る返還金及び当該無効となった馬券の購入金額に不明なものがあるため、本件各口座において、収入・支出の個別対応関係が最も判明し得る節ごとに、その一時所得の金額の計算を行うことが合理的である。
これによれば、本件競馬所得に係る一時所得の金額は、その総収入金額(本件各口座におけるJRAとの決済における入金の合計額)から、その収入を得るために支出した金額〔本件各口座におけるJRAとの決済において、節ごとの出金額(馬券の購入金の総額)が入金額(払戻金の総額)以下である場合には、当該出金額を、節ごとの出金額が入金額を超える場合には、当該出金額のうち当該入金額を限度とする額を、それぞれその節における「その収入を得るために支出した金額」とする。〕を控除し、その残額から一時所得の特別控除額50万円を控除したものとなる。」
わかりやすい事例も踏まえた回答ありがとうございます。最近の事ということもあり整備されてないことが多いですね。
私は学生で税金の知識には疎かったので、勉強になりました。
本投稿は、2021年04月26日 18時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。