自治会所有の土地を売りたい(名義は個人名)
自治会で管理している土地と山林(ただし、登記上の名義は自治会内の共有者のままとなっている)を売却したい場合は、登記名義人である個人(共有者)が売るのが普通ですよね?
そもそも自治会の所有であった土地を昔は自治会名で登記できなかったため、個人名となったままのものなのですが。
税理士の回答

土師弘之
自治会等の「地縁団体」は、「権利能力なき社団」に該当し、その資産は構成員に総有的に帰属するが、不動産登記については代表者名義等により登記するしか方法がありませんでした。これを解消するために、平成3年に法人格を持つ「認可地縁団体」という制度が出来たという経緯があります。
このため、自治会の所有の土地であるが、たまたま登記上は個人名義となっているものは、自治会として売却することになるのであって、登記名義人が単独で自由に売却することはできません。
本投稿は、2021年05月25日 09時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。