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分社化をすることによる節税メリット

事業がある程度の大きさとなった場合には分社化をする選択肢も出て参ります。事業の展開をする上で行う場合が多いのですが、税務上のメリットはありますか。

税理士の回答

分社化した場合の税務上のメリットとして、次のような点が考えられます。
①節税のメリット
中小企業の場合、所得金額 800万円までは軽減税率が適用され、法人税率は15%で計算します。(800万円を超える所得金額については 25.5%)
その為、所得金額が800万円を超えるような場合には、会社を分ける事によりそれぞれの会社で 800万円まで15%の軽減税率を適用することが可能となります。
②損金算入交際費が増加
現在の法人税法では、中小企業の場合、損金に算入できる交際費の限度額は年間800万円となっています。従って、会社を分けることによって、それぞれの会社で 800万円までの交際費の損金算入可能金額が増えることになります。

一方でデメリットもありますのでご注意ください。
①税金が増える事も考えられます。
例えば黒字部門と赤字部門を分社化した場合、今まで1つの会社として黒字と赤字が相殺されて会社の税金(法人税等)が計算されていましたが、2つに分けると黒字会社だけに税金が発生してしまいます。(赤字の会社は欠損金の繰越控除で対応)
また、法人住民税の「均等割り」という税金が、会社の数だけ増加します。
②経理業務等が煩雑になります。
・各社毎に決算の申告を行う必要があります。
・各社の間で社員の異動がある場合、社会保険等の事務手続きが必要となります。
・資金管理をそれぞれの会社毎に行う必要があります。

本投稿は、2014年07月08日 18時13分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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