離婚時の財産分与
結婚して25年になる妻と離婚することになり、住宅ローン付きの自宅を財産分与の対象にします。まず自宅の名義を夫から妻に書き換えて住宅ローンの残債は妻の実家が返済します。夫は今後は妻の実家に対して肩代わり返済された住宅ローンを支払うことにしてます。また家は約4000万の価値あり、住宅ローン残債は約1400万あることからアンダーローンの状況にあり、夫はこの差額の価値の一部を妻の実家から財産分与の形式で受け取ります。この場合、夫、妻、妻の実家にとって税務上どのような形式で考えれば最も節税が可能なのかが相談したい部分です。不動産名義を書き換える際に発生する費用(抹消登記関連費用、不動産登録税)は避けられないと思いますが、婚姻期間中に妻に名義書き換えして妻が配偶者控除を受けるのが良いのか、離婚後に不動産の譲渡を行い、自宅譲渡の控除を受ける方がよいのか、また他に何か良い方法があるのかアドバイスをお願い致します。
税理士の回答

酒屋就一
離婚に伴う財産分与は通常、贈与税がかかりません
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4414.htm
ただ、夫婦間の財産のやり取りに限られますので、奥様の実家との金銭のやり取りが起こるとそこに贈与が絡んでくる可能性はあります。
妻の実家を加えない形で財産分与を行い、その後の住宅ローン返済などは妻と妻の実家の間で金銭貸借などで解決してもらうのが税務上の問題は少ないものと考えます
本投稿は、2020年04月06日 11時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。