海外移住する際、最後の給料日以前に出国すると手取りが減るって本当ですか?
来年の2月で今の職場を退職し、海外に移住します。最後の給料日は3月20日ですが、その前に転出届を出して日本を出国してしまうと「非居住者」とみなされ、受け取るはずの給料が20〜30%差し引かれると聞きました。本当でしょうか?詳しく教えていただきたいです。
税理士の回答

村井隆紘
ご相談者様ご認識の通り、非居住者の国内源泉所得(給与)は、原則として20.42%の源泉徴収が必要となります。
ただし通常、給与等を支払う会社は、その居住者が海外に出国する日までに年末調整をしなければなりません。
年末調整の対象となる給与は、出国する日までに支払の確定した給与ですので、最後の給与について支払いの確定が出国する日までに行われていれば、当該給与は年末調整の対象となります。
なお、社会保険料や生命保険料などの控除は、出国する日(居住者であった期間)までに支払われたものだけに限られますが、扶養控除や配偶者控除などは、出国の時に控除の対象となる者に係る所得控除額を控除できます。
以上、お役に立てますと幸いでございます。
回答ありがとうございます。会社に頼んで、出国日までに年末調整してもらえるようにお願いしてみます。とても為になりました。
本投稿は、2016年11月03日 22時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。