養老保険の法人契約について。
法人で契約する養老保険について質問です。
私は零細企業の経営者です。
付き合いのある保険屋さんから、退職金積立を目的とした養老保険の提案をいただきました。
メリットは、保険料の半分が損金計上(私の給与)になるということだそうです。
損金できる点でメリットはあるようですが、私の給与扱いとなるデメリットも合わせて、トータルで考えるとどうなのでしょう?
多少、個人に課される税金が増えたとしても、法人税を繰延できる点でメリットは大きいのでしょうか。
ご教授ください。
よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

土師弘之
退職金積立を目的とした養老保険は、満期保険金は法人の収入、死亡保険金は社長の遺族の収入になる保険です。
保険料の2分の1は役員報酬として法人の損金になり、残りは保険積立金として資産計上することになりますが、満期時には満期保険金が法人の収入となって利益が増えるため、繰延効果はあるとはいってもいっても、社長に退職金などに充当しないかぎり、法人税上のメリットはあまりないと考えられます。
要するに、社長が退職又は死亡した時の資金繰対策にしかならないというのが一般的です。
本投稿は、2021年03月12日 08時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。