個人名義の契約(マイクロソフト365)の月額支払いを法人口座からの引き落としても問題ありませんか?
一人社長で株式会社を経営しています。
会社設立前から契約していたマイクロソフト365(ワードやエクセル)のサブスクリプション契約を契約はそのままで、法人事業で使用する為、支払いを法人口座に変えました。(会社設立前は個人口座からの支払いだった)
この場合、何か問題は発生しますか?
一度解約して法人で契約すべきですか?
税理士の回答
個人名義のマイクロソフト365の契約の支払いを法人口座から行うことは、形式上は問題ないかもしれませんが、税務上や会計処理の面でいくつか注意すべきポイントがあります。
1. 費用の計上
法人が実際に使用しているのであれば、法人の経費として計上することが可能です。ただし、契約が個人名義である場合は、税務署から問い合わせを受けた際に、法人での使用目的を適切に説明する必要があります。
2. 契約名義の整合性
企業の経費として処理するためには、可能な限り契約名義も法人名義にすることが望ましいです。
3. 税務リスク
明確な法人利用の証拠がないと、プライベートの費用とみなされるリスクがあります。特に税務監査の際に重要な問題となる可能性があります。法人利用を証明するための書類(使用記録や関連するビジネス文書など)の保管が推奨されます。
4. 業務上の整合性
法人の契約とすることで、契約管理やライセンス管理が整理され、事務処理上の混乱を防ぐことができます。
結論として、可能であれば一度解約し、法人名義で新たに契約を結ぶことをお勧めします。これによって、税務上のリスクを低減し、経理処理をよりクリアにすることができます。
本投稿は、2024年10月06日 11時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。