個人事業主から法人成りをするにあたって変わる納税金額や、妻の働き方について質問です。
はじめまして。
今現在、夫=個人事業主、妻=社保完備の時給制・週4出勤の契約社員の者です。
本年度中に夫が個人事業主から法人成りすることを検討しております。
それに伴って、役員報酬と会社利益のバランスを考えたり、社会保険や厚生年金などにより納税金額が大きく変わることはわかるのですが…
妻である私の働き方を変えることで節税対策などできるのか、それとも今まで通り働いていたほうが結果手元に残るキャッシュは大きいのかを質問させていただきたく思います。
素人の質問で見苦しいものばかりかと思いますが、よろしくお願いいたします。
〈今現在の状況〉
夫収入……40万円/月
※こちらより、国民健康保険・国民年金の支払い
妻収入……11〜12万円/月
※社会保険、厚生年金、所得税などを会社が天引きして手元に残る金額がこれくらい
※身体的な事情により、週5のフルタイムで働くことは考えておりません
〈法人成りすることで考えられる状況〉
夫収入……60万円/月
※こちらより、社会保険、厚生年金など差し引いていき、役員報酬を支払い、会社利益を出すようになります
〈具体的にお聞きしたいこと〉
①法人成りをすることでこの状況が考えられる場合に、妻は今まで通り働いていたほうが手元に残るお金は大きいか?それとも夫の扶養に入り、103万円の壁を意識して働いていたほうが総体的に見ると大きいか?
②法人成りするよりも、逆に今まで通り個人事業主として働いていたほうが支払う税金の種類も少なく、結果手元に残るお金は大きいか?
当方といたしましては、
月60万円の収入だと、今まで通り働いても、扶養に入っても、手元に残るお金にそこまで差がないのでは?
と思っています。
が、具体的な計算方法がよくわからず、こちらで質問させていただきました。
宜しければ、御回答お願いいたします。
税理士の回答

阪神税務総合事務所の冨岡です。
法人成りをご検討中との事。事業が順調だということですね!何よりです。
お尋ねの件につき回答致します。
① 103万円の壁はあまり関係ありません。「130万円の壁」つまり奥さまが社会保険に加入するか・しないかが大きく影響します。今の奥さまの額面の年収が分かりませんが130万円未満かつ社会保険に加入する必要がない働き方をし、第3号被保険者(いわゆるサラリーマンの妻)になるのが良いかもしれません。
② 現状の数字の詳細が分かりませんので一般論になってしましますが・・・税金の面では一定金額以上の利益が出ている場合、法人成りが有利になります。しかしご懸念の通り、社会保険が強制加入となりますのでそこも考慮に入れて検討する必要があります。法人成りというのは税金等の損得はもちろんですが、今後事業をどのような形にしていきたいか・従業員は雇うのか雇わないのか、などその他の要素にも左右されるものだと思います。また将来を左右する大事な決め事になりますので、過去の確定申告書等をお持ちになって、お近くの税理士に相談されることをお勧めいたします。
本投稿は、2017年05月18日 00時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。