確定申告の際の住所について(家事按分含む)
個人事業主で今回初めて青色申請をします。
家事按分と納税地の変更届に関する質問です。
今までは実家暮らしだったので実家の住所で提出していましたが2020年1月から自宅兼事務所として賃貸マンションに暮らしていますが住民票等は実家の住所のままで、青色申請の書類も実家の住所で登録しました。
確定申告の本人情報には実家の住所、家事按分の欄には自宅兼事務所の住所を記載しても問題ないのでしょうか?
それとも納税地の変更届等を確定申告をする前に提出すべきでしょうか?
その際提出すべき書類を教えて頂きたいです。
支払調書や源泉徴収票はすべて実家の住所で発行されています。それも問題はないのでしょうか?
青色申請が厳しい場合はおとなしく家事按分と控除をあきらめて実家の住所で白色申請しようと思っています。
知識がなく恥ずかしいのですがご回答いただけますと助かります。
税理士の回答

ご回答します。
ご質問をまとめますと下記のご質問ですね。
◆前提◆
①2019年までは、実家の住所で申告。現在も住民票は実家の住所。
②2020年は、実家と別に自宅兼事務所を賃貸している。
◆ご質問◆
①納税地はどこにすべきか
②事業所得の計算で、自宅兼事務所の家賃を経費に入れてよいか
③青色申告で申告可能か
◆ご回答◆
①納税地
納税地は、ご実家の住所と自宅兼事務所のいずれかを選択することかできます。
この場合、『納税地の異動届』を提出すれば、ご実家から自宅兼事務所に移動することができます。
また、ご実家の住所で申告しても何ら問題ありません。
従いまして、今回は今まで通り実家の住所で申告し、その後『納税地の異動届』を提出し、来年から自宅兼事務所で申告する、というのが良いと思います。
この納税地の変更をした後であっても、住民票の住所を動かさないということも特段問題とされません。
支払調書などが実家の住所で発行されていることについても問題ありません。
納税地の異動をした後の扱いとしては
・申告は、事業所
・住民票の住所は実家
というように、2つ住所がある、ということで申告できます。
②家賃計上
納税地と家賃の計上については、紐づきはありません。
当然のこととして、ご実家で発生している光熱費などは経費になりません。
一方、自宅兼事務所は賃貸家賃を支払っているので、事務所として使用している部分については必要経費の算入が可能です。
この場合、納税地が実家であっても可能、という認識で良いです。
③青色申告
青色申告の要件は、複式簿記で記帳していること、確定申告書で所定の書類を提出することです。
この要件が満たされていれば、上記の納税地などについての問題はありません。
ご参考にしてください。
お忙しい中ご回答ありがとうございます
とても分かりやすく住所が違うとことで税務調査が入るのでは、と少し不安だったので安心致しました
内容を参考にして申請しようと思います
ご共助頂きありがとうございます!
本投稿は、2021年02月28日 22時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。