白色申告 帳簿について
白色申告 帳簿について
商品A ¥300
商品B ¥300
商品C ¥2000
送料¥500・消費税(10%)¥310
合計¥3410
上記領収書で商品Cのみを記帳したい場合は
どう記入すれば良いでしょうか?
税理士の回答

増井誠剛
このたびはご質問ありがとうございます。以下に商品C(2,000円)のみを記帳する方法をご説明いたします。
商品Cの金額に関連する送料や消費税を按分して記帳します。まず、領収書全体の税抜金額における商品Cの比率を計算します。この比率は、商品Cの金額2,000円を小計2,600円で割ることで求められます。比率は約76.92%となります。この比率を基に、送料500円と消費税310円を按分します。
送料については、500円の76.92%である約385円を商品Cに割り当てます。消費税については、310円の76.92%である約239円を商品Cに割り当てます。これにより、商品Cに関連する総額は税抜金額2,000円、送料385円、消費税239円を合計した2,624円となります。
帳簿には、勘定科目を「仕入」または適切な科目として記載し、金額は2,624円として入力します。この方法により、領収書全体ではなく特定の商品に関連する費用を正確に帳簿に反映することができます。不明点がある場合は、税理士にご相談ください。
ご回答ありがとうございます。
計算方法がわかりとても助かりました。
お忙しいところ別の質問で申し訳ありません。
①
商品A¥178(10%込)
商品B ¥514
商品C ¥2816
商品D ¥495
商品E ¥1485
小計¥5488
割引-500
合計¥4988
の仕入れの領収書で、商品DとEだけ消耗品として記帳したい場合は
割引額¥500を按分して出さなければならないでしょうか?
②またイベントで、金額の打ち間違えで
実際の売上額と現金の過不足が生じてしまった際は
どのように記帳せねばならないでしょうか?

増井誠剛
それぞれのご質問について以下に回答いたします。
① 仕入れ割引の按分について
商品A、B、C、D、Eすべてに割引500円を按分します。割引後の金額を計算し、商品DとEについては消耗品費として記帳します。
割引按分計算
全商品の合計金額(税込):178円 + 514円 + 2816円 + 495円 + 1485円 = 5488円
各商品の割引後金額を以下のように計算します:
商品Aの割合:178 ÷ 5488 ≈ 0.0324(3.24%)
割引額:500 × 0.0324 ≈ 16円 → 割引後:178 - 16 = 162円
商品Bの割合:514 ÷ 5488 ≈ 0.0937(9.37%)
割引額:500 × 0.0937 ≈ 47円 → 割引後:514 - 47 = 467円
商品Cの割合:2816 ÷ 5488 ≈ 0.5131(51.31%)
割引額:500 × 0.5131 ≈ 257円 → 割引後:2816 - 257 = 2559円
商品Dの割合:495 ÷ 5488 ≈ 0.0902(9.02%)
割引額:500 × 0.0902 ≈ 45円 → 割引後:495 - 45 = 450円
商品Eの割合:1485 ÷ 5488 ≈ 0.2700(27.00%)
割引額:500 × 0.2700 ≈ 135円 → 割引後:1485 - 135 = 1350円
商品DとEはそれぞれ450円と1350円で記帳します。
② 売上額と現金の過不足について
イベント時に金額の打ち間違いで売上が10,000円、実際の現金が9,800円だった場合、差額200円を以下のように記帳します:
「現金過不足/売上高」で200円を記録します。
原因が判明した際、適切な勘定科目(例:雑損失または雑収入)に振り替えてください。
とても詳しくご解説くださり理解できました…!
本当にありがとうございました!

増井誠剛
お役立ちできて幸いです。
またご不明点ございましたらご連絡ください。
本投稿は、2025年01月21日 09時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。