親の扶養控除にたいする追徴課税について
父親を扶養に入れていたのですが、思いの外収入が多かったようで、3年分の追徴課税の請求が来そうです。
私の所得は現在900万程度ですが、3年前は700万程度、2年前は800万程度でした。
この場合の追徴課税はいくらになるのでしょうか。
税理士の回答

収入だけでは他の控除もあり、課税所得金額によって税率の変動があるため一概に言えません。ただし、おおよその目安は下記のとおりです。
なお、控除額がいくらであったかにより、目安額はことなります。
お父様が、「同居老親」(障害なし)の場合控除は58万円となります。
年齢が70歳以上で同居が無い場合は「老人扶養」となり(障害なし)控除額は48万円
年齢が70歳未満であれば、扶養控除額が38万円となります。
貴方の税率は、基礎控除や扶養控除などを差引、700万円の場合も、800万円の場合も、おそらく税率は20%でしょうから
同居老親の場合
58万円×20%×102.1%(復興特別所得税2.1%)=118,436円∴118,400円
老人扶養の場合
48万円×20%×102.1%=98,016円 ∴98,000円
扶養親族の場合
38万円×20%×102.1%=77,596円 ∴77,500円 位が追加納付になると思います。
ただし、もともと控除額が大きく税率が10%だったのが、お父様の扶養が外れて高い税率になった場合は、納税額は増加します
扶養にしていた者が扶養から外れた場合、税務署から会社に是正の連絡(扶養是正)の指導が入ることがあります。
その前に、ご自身で確定申告により、親御様の扶養を外すことは可能です。
国税庁HPの「確定申告書作成コーナー」で、源泉徴収票を基に計算しますと、確実となると思われます。
https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
早速の回答ありがとうございます。
父は70歳未満ですので、77,500円程度となることが分かりました。
この3年分という理解でしょうか。

そのようなご理解で良いかと考えます。
先の計算は、あくまでも簡易的に計算したものですので、正確には確定申告書を作成されるとはっきりすると考えます。
本投稿は、2023年03月03日 21時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。