20代大学生。YouTube運営。親の扶養を外れたい場合。
親の扶養を外れる方がメリットが大きいと考えています。現在大学生で、ありがたいことに親から月15万円の仕送りをもらっています。しかし本当は親からの仕送りはこれ以上受け取らず、自分の収入でやりくりしていきたいと思っています。
今年の6月から収益化を始めたYouTubeが平均月15万円程度の収益があり、このままいけば扶養を外れる基準と判断される可能性が高いと思います。YouTubeはこのまま続けていきたいです。他にアルバイトで月に平均1.5万円ほどの収入があります。(生活レベルは低い方なので、15万円程度あれば十分生活していけます。)
親の仕送りを貰うのをやめて、扶養を外れ、YouTubeの収益で生活した方が親にかかるお金は減るのではないかと思います。扶養に入っていれば親はたしかに控除を受けられますが、仕送りしている分の15万円が毎月浮くわけですから、結果的には親の負担は減るのではないかと思います。この場合、親の扶養を外れる方が金銭的なメリットが大きいでしょうか?大変恐縮ですが、よろしくお願いします。
税理士の回答

石割由紀人
結論として、親の扶養を外れることの方が金銭的なメリットが大きいと考えられます。
まず、親からの月15万円の仕送りを受け取らず、自身のYouTube収益とアルバイト収入で生活する場合、その金額が十分であるならば、自立した生活を送ることができます。また、親の扶養から外れることで、親は確かに63万円の扶養控除を受けられなくなり、所得税や住民税が減額される恩恵を失うことになります。扶養控除による税金の軽減効果は、親の所得税率が仮に10%の場合、63万円の控除で所得税が約6.3万円、住民税が約4.5万円減る計算です。
しかし、親が仕送りに充てていた月15万円、年間で180万円の負担がなくなることを考慮すると、扶養控除が受けられないことによる節税効果の損失を大きく上回る金額の負担軽減となります。このため、金銭的には扶養を外れた方が親にかかる負担が減少し、結果としてメリットが大きいといえます。
さらに、独立した収入で生活することは、自立した生活を支えるための大切な一歩であり、親への依存を減らしたいという意向を考慮すると、それ自体が大きな価値を持つ決断です。扶養を外れることによって、より自由で自立した生活を享受できるでしょう。
とても具体的に分かりやすく説明していただき、誠にありがとうございます。今後も自立した生活のため努力していきたいと思います。大変心強いご意見ありがとうございました。
本投稿は、2024年09月26日 23時46分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。