23歳学生、年収150万円見込み。世帯として損をしないためにはどうすればいいでしょうか?
通信大学で勉強しながらパート・アルバイトを掛け持ちで働いています。
働き始めたのが4月以降なので今年度は給与所得が100万円にも満たないですが、このままのペースで働くと来年の年収が150万円程度見込まれます。
母子家庭で、今現在は母親の扶養に入っています。下の兄弟は専門学生です。
親と自分の支払う税金はどのくらいの金額になるでしょうか?
また、世帯としての手取りで損をしないためにはどのような工夫ができるでしょうか?
税理士の回答

1.ご相談者様の年収が103万円を超えますと、親の扶養から外れ、税金の納付が出ます。親は特定扶養控除(所得税63万円、住民税45万円)が受けられなくなり税負担が増えます。
2.親の税負担増
①所得税 特定扶養控除額63万円x5%=31,500円
②住民税 特定扶養控除額45万円x10%=45,000円
なお、親の年収は分からないため税金の計算はできません。
3.ご相談者様の税金(年収が150万円と仮定した場合)
①所得税
給与収入金額150万円-給与所得控除額65万円=給与所得金額85万円
85万円-基礎控除額38万円=課税所得金額47万円
47万円x5%=23,500円
②住民税
収入金額150万円-給与所得控除額65万円=給与所得金額85万円
85万円-基礎控除額33万円=課税所得金額52万円
52万円x10%=52,000円
4.ご相談者様の年収が130万円以下であれば、勤労学生控除27万円を受けられ、所得税は非課税になります。また、年収が130万円以上になると親の社会保険の扶養から外れ、自分で社会保険に加入して保険料を払う必要が出てきます。
5.所得税、住民税、社会保険料の負担を考慮して、年収を130万円未満に調整されるのがよいと考えます。
ご回答いただきありがとうございます。
本投稿は、2019年09月02日 22時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。