学生で扶養を超えたてしまった税金などの負担額はいくらになりますか?
学生でナイトワークと普通のアルバイトを2つしていて扶養を超えてしまいました。
ホステス報酬が232,200円
途中でやめたアルバイト112,099円
現在続けているアルバイト956,724円です。
父の収入が約450万円母の収入が約146万の場合、両親と私の負担額はいくらになりますか?
ナイトワークのことは両親にバレてしまいますか?
税理士の回答

1.相談者様は、給与所得と雑所得(ホステス報酬は雇用契約でなければ雑所得)の合計所得金額で38万円をこえますので、親の扶養から外れ、親は特定扶養控除(所得税63万円、住民税45万円)を受けられなくなり税負担が増えます。
2.父親の税負担増
(1)所得税 特定扶養控除額63万円x10%=63,000円
(2)住民税 特定扶養控除額45万円x10%=45,000円
3.相談者様の税金
(1)給与所得
収入金額1,068,823円-給与所得控除額65万円=給与所得金額418,823円
(2)雑所得
収入金額232,200円-経費=雑所得金額232,200円
(3)(1)+(2)=合計所得金額651,023円
(4)651,023円-基礎控除額38万円=課税所得金額271,023円
(5)所得税 271,000円x5%=13,550円
(6)651,023円-基礎控除額33万円=課税所得金額321,023円
(7)住民税 321,000円x10%=32,100円
4.雑所得の経費があれば、合計所得金額で65万円以下になり、勤労学生控除を受けられ、所得税は非課税になります。
5.相談者様の合計所得金額が38万円を超えますと、親に報告して、親が年末調整で特定扶養控除を受けていたならば、年末調整のやり直しをする必要があります。
本投稿は、2020年01月24日 23時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。