[扶養控除]親の扶養を抜けた時の税金 - 税理士に無料相談ができるみんなの税務相談 - 税理士ドットコム
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親の扶養を抜けた時の税金

40代のフリーターです。
短期や単発の仕事が、主だったため、
固定で長期という働き方ではなく、今に至っております。

父の扶養に入っているのですが、
・父は80代
・年金収入のみ
・年額 約2269000円の受給

私の今年の年収が、103万を超えることが、明白なのですが、
(130万以下です)
親の扶養から外れ、父の税金?が高くなると思われます。

それは、どのくらいの金額なのでしょうか?(負担額)
用紙等が来て、別途、納めるような感じなのでしょうか?
高額を、一括納入という場合も、あるのですか?

私自身の所得税も、どの程度になるか、知りたいです。
(年収120万程になると思います)

また、以下のような説明を見たことがあるのですが、
合ってますでしょうか?

・年収が、103万を超えると親の所得税が高くなり、
 120万くらい稼がないと家庭全体的には損

・103万超えるなら、150万以上、働く(160万以上)

・年収150万を超えてくると、保険料や税金を差し引いても、
 手取りが多くなる

いろいろ、お尋ねしまして、恐縮ですが、
ご教示頂けますと、幸いです。
















税理士の回答

1.相談者様の年収が103万円を超えると、親の扶養から外れ、親は扶養控除(所得税38万円、住民税33万円)を受けられなくなり税負担が増えます。
2.親の税負担増 
(1)所得税 扶養控除額38万円x5%=19,000円
(2)住民税 扶養控除額33万円x10%(定率)=33,000円
3.相談者様の税金
収入金額120万円-給与所得控除額55万円=給与所得金額65万円
(1)所得税
65万円-基礎控除額48万円=課税所得金額17万円
17万円x5%=8,500円
(2)住民税
65万円-基礎控除額43万円=課税所得金額22万円
22万円x10%=22,000円
4.相談者様の年収が120万円であれば、親の税負担増と相談者様の税金をカバーできると思います。また、もし年収が130万円以上になれば、社会保険への加入が出ますので、その場合は手取りが少なくなります。年収を160万円以上にすれば、手取りも増えてくると思います。

ご回答いただきまして、ありがとうございました。

・親の増税額
 19000+33000=52000円
・私の増税額
 8500+22000=30500円
このくらいの金額が、来年度は、加わるという認識で、よろしいでしょうか?

納め方(引かれ方)ですが、
納付書等が来て、それぞれの税金を、一括納入の形でしょうか?
(親の住民税だったら、33000円の納付書が届く感じ?)
その点も知りたく、再度、ご質問致します。
また、何月頃とか、時期は、決まっているのでしょうか?

度々、申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い致します。

1.相談者様の場合は、1か所だけでなく103万円を超えるときは、確定申告が必要になります。所得税は、翌年の確定申告の期日に一括で納付することになります。なお、給与からは毎月所得税が控除されていれば、確定申告での精算になります。
2.住民税については、翌年の6月にお住まいの市区町村から納税通知書が送付され、自分で納付することになります。

お尋ね出来て、良かったです。
分かりやすい、ご回答ありがとうございました。

本投稿は、2020年09月07日 01時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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