フリーランス翻訳者の海外取引に関する確定申告
日本でフリーランス翻訳者として働いており、海外の翻訳会社と取引をしています。
仕事の発注は主に日本の支社から行われ、その支社とやり取りしていますが、海外支社から発注がある場合もあります。
報酬は米国からドル建てで支払われており、請求書には税金や源泉徴収などの記載はありません。
下記3点についてお伺いできますと幸いです。
①日本での確定申告を行う必要があると認識していますが、この場合は、為替換算した額面金額を申告すればよろしいのでしょうか。
②税金などの追加的な支払いが発生する可能性はありますでしょうか。
③為替換算する際に、まとめて同じレートで計算することは不可でしょうか。
(為替換算日が発生日ベースの場合、案件日ごとの為替レートを調べて計算することになり煩雑なため)
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

竹中公剛
①日本での確定申告を行う必要があると認識していますが、この場合は、為替換算した額面金額を申告すればよろしいのでしょうか。
それでよいです。
②税金などの追加的な支払いが発生する可能性はありますでしょうか。
日本の支社がある場合には、海外との取引とは認められない場合もあります。
要注意です。
③為替換算する際に、まとめて同じレートで計算することは不可でしょうか。
不可能です。
その時のレートが原則です。
(為替換算日が発生日ベースの場合、案件日ごとの為替レートを調べて計算することになり煩雑なため)

竹中公剛
(為替換算日が発生日ベースの場合、案件日ごとの為替レートを調べて計算することになり煩雑なため)
何百回との取引ですか・・・。煩雑とはどれくらいですか・・・。頻度は・・・。
早々にご回答いただきありがとうございます。状況が分かりまして、感謝申し上げます。
取引の回数ですが、だいたいの目安ですが、1日に約1件の翻訳案件をこなしていますので、月に20~30件×12か月ということになります。会社からは翻訳案件ごとに請求書が発行されていますので、年間では300件以上となります。
そうなると、毎日為替レートで計算する形になるのでしょうか。
(なお、振込自体は約500ドルごとにPayPalで行われる形となっております)
おそれいりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

竹中公剛
わかりました。
貿易会社では、毎回の煩雑さをなくすため、
http://www.murc-kawasesouba.jp/fx/past_3month.php
月中・月末平均を使うところもあります。
翌月の全ての取引を、その数字で仕訳します。
毎回・毎年同じやり方をすることで、恣意性を排除します。
そのような出し方でどうでしょうか・・・。
ご返信をいただきまして、ありがとうございました。そのような方法があるのですね。教えていただきありがとうございます。
また、さらにお伺いして恐縮ですが、税金についてもできましたらご教示いただけますと幸いです。
請求書には消費税と源泉徴収の記載がないのですが、確定申告後の翌年移行に、日本で消費税と所得税が徴収される可能性はありますでしょうか?
その場合は、消費税10%+源泉徴収10.21%の金額を追加で支払うということになりますでしょうか?
たびたび恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

竹中公剛
海外取引と今はなっているので、消費税の+も、日本の源泉税も、ないのでしょう。
でも、2年前が1,000万円を超えていれば、課税事業者なので、今年は消費税の申告をします。
所得税も納めます。
確定申告で・・・。
その場合は、消費税10%+源泉徴収10.21%の金額を追加で支払うということになりますでしょうか?
上記記載。確定申告にて、支払う場合があります。
ご返信をいただきまして、ありがとうございました。状況について、理解ができました。
おかげさまで、追加の税金徴収など心配することなく、安心してこの会社との仕事を続けられそうです。(1,000万円を超えることもなさそうですので、安心です)
この度は迅速なアドバイスをいただきましたことを、重ねてお礼申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。
本投稿は、2023年07月02日 12時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。