障害年金2級受給中でフリーランスするにあたり、確定申告がいらない額
宜しくお願いします。
今障害年金2級受給中の身で、身体手帳は3級を持っている既婚者の扶養に入っているものです。
今はB型作業所で月に5000円ほど稼いでいる(リハビリみたいなもの)です。
今回、フリーランスとして身内に助けてもらいながらしようかと検討しているのですが、
問1、いくらまで年間で稼ぐと確定申告などに響いてしまうのか?確定申告しなくていい額は?
問2,障害年金受給に影響してしまうレベルはどれくらいなのか?
聞きたいです。
フリーランスとしてやりはじめていこうか悩んでいるので、B型作業所で得た額も計上されるのかも気になります。
どうぞ宜しくお願いします。
税理士の回答

B型作業所(就労継続支援B型)では、利用者と雇用契約を締結せずに利用者が生産活動を行っているので、労働基準法や最低賃金法が適応されません。B型作業所で生産活動を行った利用者に対しては事業所などが「工賃」を支払う義務が発生しますが、基本的に就労継続支援B型の作業で得られる「工賃」は、税務上では「雑所得」として区分されます。B型作業所などで働く「家内労働者」は特例として55万円まで経費として控除できますので、収入が年間55万円を超えなければ課税所得はゼロとなります。「B型作業所で得た額」「月に5000円ほど稼いでいる」内容であれば影響はないものとお考えください。
「フリーランスする」お仕事の内容にもよりますが、一般的な個人事業主としての「事業所得」と考えた場合は、収入から経費を差し引いた利益(所得)が48万円以下であれば確定申告の必要はありません。
「障害年金受給に影響」するかどうかについて、就労していながら障害年金を受給する場合は、まず原因となった傷病が20歳前の傷病による場合にのみ障害基礎年金に所得制限があります。これは2段階制となっており、前年の所得(年収)が一定の額(単身世帯の場合の所得制限3,704,000円超4,721,000円以下)で年金額の1/2相当額が支給停止となり、さらに一定の額(4,721,000円超)を超えたら全額が支給停止となります。(2人以上世帯の場合の所得制限は扶養親族の人数によって異なります。)
なお、20歳以降の傷病に係る障害基礎年金には所得制限はありません。
今気づきました。ご丁寧なご回答をどうもありがとうございます!
B型作業所だと年55万まで経費として控除できるのですね。55万まで課税所得0円。
今、年にして5,6万なので確定申告等きにしなくていい状態だったのですね( ꈍᴗꈍ)
出来ればもう1つ疑問が。
自分は身体手帳3級もっているのですが、
収入から経費を差し引いた所得が48万というこちですが、そこに障害者控除27万?も追加される感じになって所得が75万までは確定申告しなくてよいって感じになりますか?
追加ですみません。
住民税というのもどれくらい稼いだらフリーランスで働いても手続き必要になりますか?
確定申告や住民税など響かない形で無理なくフリーランス(動画編集)をしたいと思っています。

事業所得が48万円を超えていても、社会保険料控除や生命保険料控除など適用できる所得控除を行うことで、事業所得が所得控除の額を下回り税額が出ない場合は、確定申告は必要ないことになります。「障害者控除27万?も追加される感じになって所得が75万までは確定申告しなくてよい」との考えで問題ありません。

住民税においても合計所得金額が非課税限度額以下であれば、税務上は申告の義務はありませんが、先の確定申告とは異なり、地方自治体の制度上(国保や保育料の算定等)で所得情報が必要ですので、(納税が発生しない少額所得であっても)住民税申告の手続きを求められることになります。
なおYouTubeなどのWeb上の動画制作においても源泉徴収をしているケースが多いですので、この場合は確定申告を行って税金の還付をされることをお勧めします。
「障害者控除27万?も追加される感じになって所得が75万までは確定申告しなくてよい」との考えで問題ありません。
わかりました!
住民税については、少額所得であっても住民税申告の手続きは必要になってくるのですね。
動画編集は源泉徴収されてるケース多いとのこと。
確定し申告をしたり、住民税の申告するのが必要になってくる様子なのですね。
たくさん教えて頂きありがとうございます!
ひとまず整理して疑問点出てきたらまた質問を載せていくと思います。
小川税理士さんありがとうございました!
本投稿は、2024年04月22日 18時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。