確定申告などについて
私は役者をしている社会人です。
役者業を最近本格的にスタートさせて現在はオーディションを受けている段階なのでまだまとまった収入を得たことはありません。(エキストラに1度参加しています。)その為普段はアルバイトをしてアルバイト先で社会保険に加入をし年末調整もしています。(1社のみ約220万程度)
そこで質問です、今の私にするべきことはありますか?
例えば色々ネットで調べているうちに確定申告のやり方や開業申告?領収書の保存?青色?白色?など色々記載がありましたが、よくわからず事務所からも説明をしてもらえないため出来れば分かりやすくやるべきことを教えていただきたいです。
役者業だけで生活していけるようになるまで確定申告が必要なのであれば自分で提出したいと思っています。
また、現在は役者業の収入はないのですが、事務所のレッスン費やレッスン場所までの交通費、あと宣材写真の髪型を保つように事務所に言われている為そのための美容室などが月に掛かっており、この分をアルバイト収入で工面しています。その場合経費?で提出?することはできるのでしょうか?できるだけ節約したいところではあるのでお金が帰ってくるのであればコツコツ出来ることからしたいと思っています。
何ひとつわからない状態ですが、教えていただきたいです。
税理士の回答
まずは役者業をスタートされたこと、おめでとうございます。
一般的に、個人事業を開業されたときには、税務署に対して
・開業届
・青色申告承認申請書(提出期限あり)
以上を提出することになります。
「青色申告」と言っても、最近のオンライン会計ソフトであれば、基本的には対応していますので、利用を検討してみてください。
さて、税金の申告のためには、「収入」と「経費」をご自身で計算する必要があります。
簡単にお話しすると、収入から経費を引いて残った所得に税率がかかるイメージです。
・収入に関しては、ご自身で請求書を作成、あるいは、取引先からもらう支払明細などを一年分集計して計算します。
・費用に関しては、基本的には「事業に関するもの」であることが条件です。こちらも、請求書や領収書、レシートなどを一年分集計して計算します。
この役者業の所得に、アルバイト先の給料を合計して確定申告をするイメージです。
これらの保存は、7年間必要となります。
事務所のレッスン費やレッスン場所までの交通費、あと宣材写真の髪型を保つように事務所に言われている為そのための美容室など
→このような支払いは、役者業に関するものであれば、役所業の経費とすることができると思われます。
一つ気になるのが、「インボイス」について、です。
インボイスの登録をしてしまうと、所得税に加えて消費税まで申告納税することになってしまいます。
取引先からインボイスの登録について、特に連絡がないのであれば、インボイスの登録は最初は不要かと思います。
ご回答ありがとうございます。
・開業届
・青色申告承認申請書(提出期限あり)
が必要と記載していただいていますが、申請することによって起こるメリット、デメリットはありますか?
また開業届は芸能の仕事がほとんどなくてもするべきですか?
現在インボイスは申請するつもりはありません。
レッスン費などは経費で落とすことができる教えていただきましたが、毎月自動引き落としをされている為領収書などがありません。
その為ジムの費用なども同じ理由で領収書がありません。
この場合だと経費として申請出来ないのでしょうか?
また、レッスンまでの交通費ですが、バイトの方で出勤日数に合わせて支給されており、現状は定期券を購入しています。
その為、レッスンやオーディションの際に払っている交通費は定期外の費用となってます。
その場合、経費として申請できるのは定期外の費用でしょうか?
今後払う際は別々のICカードにするなどした方がいいのでしょうか?
何もわからない状態なので役者業の申請で参考にできるような分かりやすいおすすめの本などあれば合わせて教えていただきたいです。
質問が多くなりすいません。
よろしくお願いします。
再度のご質問、ありがとうございます。
まず、開業届の提出によるメリット・デメリットは思いつきません。事業をこれから始めるときに提出するもの、というくらいなので。
次に、青色申告ですが、よく言われているのは、
・利益から最大65万円の特別控除を引ける
・赤字を最長で3年間繰り越せる
・資産を買っても30万円未満なら一括で経費にできる
といったメリットがあります。
また、デメリットと言っても、きちんとした帳簿を付ける、といったくらいで、これは市販の会計ソフトを使えば普通に条件を満たします。
開業届を出すべきかという質問ですが、今後も相談者様が芸能の仕事を事業として行っていきたい思いがおありになれば、提出してはいかがでしょうか。
さて、自動引き落としの経費ですが、引き落としの都度領収書は出なくても、レッスン開始時に契約や請求書などをもらっていませんか?そこに、引き落としのタイミングと値段が書いてあれば、それが領収書の代わりと思っていただければと思います。
そして、交通費ですが、私見ですがICカードを分けて別にした方がよいでしょう。ご負担は増えるでしょうが、その方が、経費の計算がやりやすくなると思います。
本投稿は、2024年05月29日 00時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。