社会保険料、生命保険料、住宅ローン減税等で、控除額が多額になる場合、所得税・住民税とも0円になるか？
会社員です。家を新築し、住宅ローン減税を受けるため、今回初めて確定申告をします。
社会保険料控除、生命保険料控除、地震保険料控除、配偶者控除、住宅ローン減税等で、控除額や減税額が多額になる場合、所得税・住民税とも還付等を受けることで差引き0円になることはあるのでしょうか？
医療費が100万円以上かかっており、上記の時点でまだ引ける税額が残っていれば、医療費控除の申告をしようと思うのですが、既に差引き0円に達するのであれば、医療費控除の申告は省けるのではないかと考えました。
妻(所得0円)、2歳児1人を扶養しております。住宅ローン減税は、初年のため残額が多く、マックス受けられると思います。(315,000円程でしょうか)
以下が、計算サイトの結果です。
支払金額 5,600,000
給与所得控除の金額 1,560,000
所得金額調整控除 0
給与所得控除後の金額 4,040,000
基礎控除 480,000
配偶者(特別)控除 380,000
扶養控除 0
扶養障害控除 0
受給者控除 0
保険料等控除 282,320
所得控除の額の合計額 1,142,320
課税される所得金額 2,897,000
所得税額 192,200
定額減税額 60,000
源泉徴収税額 134,900
(復興特別所得税分) 2,700
考え方等、ご教示頂けますと幸いです。
税理士の回答
一般論ですが、住宅減税で税額が0となってしまっても、住民税に影響がある場合があるので、医療費控除は行った方が良いと思いますよ。
そちらのシミュレーションですが、定額減税が適用されています。
令和7年で住宅ローン控除を受けられる場合、定額減税はありませんので、計算が変わってくると考えられます。
また、所得税で控除しきれなかった住宅ローン減税は、残額を住民税に充てられますが、その上限は97,500円です。
その影響で、意外と住民税の納税額が0円にならなかったりします。
もう少しよく計算された方がよろしいかと思います。
ご丁寧にご教示頂きまして、ありがとうございます。
例年ですと住民税が25万円程かかっており、仮に住宅ローン減税の残額上限の97,500円を充てたとしても、15万円程は残ってしまうということでしょうか。
医療費控除を100万円ほど申告した場合、住民税はどれ程減るのでしょうか。住民税にも医療費控除で減らせる上限があるのでしょうか。
理解が難しく重ねての質問となり申し訳ございません。
医療費控除は、医療費控除対象額の概ね10％の住民税額が軽減されると思います。足切りの金額10万円を引いて、9万円ほど住民税が減税になるはずです。
住宅借入金等特別控除は、所得税で使い切れない部分は住民税から引かれるのですが、全額では無いので。。。
本投稿は、2025年12月03日 16時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。
