パパ活の経費について
パパ活の経費についてお聞きしたいです。
パパと会う前のカフェで使用した会議費やパパに会うための交通費などは経費として理解できるのですが、
その他、経費として申告できるものはあるのでしょうか。
具体的には、
①パパへのプレゼント代(お弁当の材料費やお土産など)
②同じパパ活女子とのランチ(情報収集費として)
③情報収集費として、パパとの話題作りとして購入したもの(コンビニの新作や、一緒に行くデートの下見)
④パパと会うための洋服や、メイク道具
などです。
税理士の回答
パパ活に限らず、個人の経費は生活部分と重なるために、按分・区分が重要な作業になります。
パパ活を「事業(所得税の対象となる業務)」として申告する場合、その収入を得るために直接必要だった費用は経費として認められる可能性があります。
ご質問の各項目について、一般的な税務上の判断基準をまとめました。
① パパへのプレゼント代(お土産・材料費など)
判断:経費にできる可能性が高い(接待交際費)
理由: 特定のパパとの関係を維持・良好にし、将来的なお手当(売上)につなげるための支出であれば「接待交際費」として認められます。
注意点: 誰に、どのような目的で渡したか、レシートの裏などにメモを残しておくことが重要です。
② 同じパパ活女子とのランチ(情報収集費)
判断:内容次第(会議費・接待交際費)
理由: 単なる仲の良い友人との食事ではなく、相場感の確認やパパの情報の共有など、業務上の情報交換が目的であれば経費にできます。二次会は不可です。
注意点: プライベートな雑談がメインとみなされると否認されるため、打ち合わせの内容を記録しておきましょう。
③ 話題作り・下見のための購入費(情報収集費)
判断:一部認められる可能性がある(新聞図書費・研究開発費など)
理由: 「パパとの会話を弾ませるために最新トレンドをチェックする」「デートを円滑に進めるために下見をする」といった行為は、接客のクオリティを高めるための「研究開発費」や「調査費」と解釈できます。
注意点: 自分が普通に食べたコンビニスイーツなどは「生活費」との区別が難しいため、全額を計上するのはリスクがあります。業務に関わる部分のみを「家事按分」として一部計上するのが現実的です。
④ 洋服やメイク道具
判断:原則として難しいが、条件付きで可能(消耗品費・被服費)
理由: 洋服やメイク道具は「プライベートでも使えるもの」とみなされ、原則として経費になりにくい項目です。
認められるケース:
パパ活でしか着ない特別な衣装(例:普段着ないようなドレスなど)。
特定のパパの好みに合わせて購入し、その時しか使わないもの。
注意点: 日常でも使う場合は、使用頻度に応じて「3割だけ経費にする」といった家事按分が必要です。
経費申告の際の注意点
領収書の保管: 全ての支出について、領収書やレシートを必ず保管してください。
所得の性質: パパ活の収入が「贈与(プレゼント)」とみなされる場合は経費計上ができません。業務としての所得(雑所得や事業所得)として申告する場合にのみ、経費が認められます。
本投稿は、2025年12月30日 04時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







