freeeを使うとどのようなメリットがありますでしょうか?
今回の確定申告からfreeeを使用することを考えているのですが、どのようなメリットがありますでしょうか?
税理士の回答

ユアクラウド会計事務所の公認会計士・税理士の村井隆紘と申します。
freeeをはじめとしたクラウド会計最大の特徴及びメリットはインターネット環境があればどこでも利用できるという点です。従来の会計ソフトはPCにソフトをインストールする必要があり、利用できる環境が限られておりましたが、freee等ではインターネットに繋がる環境さえあれば、Windows、Macはもちろん、スマホ等からも何時でも操作することが可能です。
また、freeeは月額980円から利用でき、会計ソフト⾃体の導入コストが低く、さらに、⼈⼯知能による経理の全⾃動化や、分析機能のほか、各種クラウドツールとの連携や、ERP (経営資源の統合管理)による業務効率化が実現でき、これによる経理や総務の⼈件費削減効果による低コスト化も期待できます。
このようなメリットをまとめると以下のようになります。
【メリット】
・預金取引やクレジットカードの取引データを自動で取り込むことができ、入力の手間を大幅に削減可能
・科目などを自動振り分け機能、学習機能があり入力が効率的
・ソフトウェアのインストール、アップデートが不要であり、税制改正や消費税対応など、常に最新の法規制に対応した機能を利用可能
・アップデート、機能の拡充が早い
・導入コストが安く、一般的な会計ソフトを年度更新で利用する場合と比べると割安
・他のクラウド系アプリや業務改善アプリとの連動性に優れている
・複数人が同時に端末を選ばずにアクセスでき、外出先から決算の状況確認や勤怠管理、出勤登録、経費申請等が可能
・従来ソフトよりもUIに優れており、画面のインターフェースがよく、使いやすい
・クラウドサーバーにバックアップがあるため、データ消失リスクを低くできる
・Windowsだけでなく、Mac、スマホ等でも利用可能
一方で、以下のようなデメリットもあげることができます。
【デメリット】
・低価格会計ソフトを使用し年度更新をしない場合と比較すると割高となることがある
・税務申告ソフトとの連携が現時点では限定的
・従来の会計ソフトに慣れている場合は当初操作し辛い
・インターネット接続環境がない場合に利用ができない
・複雑な会計処理には対応していない場合がある
以上、お役に立てますと幸いでございます。
本投稿は、2016年11月08日 21時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。