贈与を受ける人が成人の場合の贈与税
成人の子供に財産を贈与しようと考えております。
調べたところ、「一般贈与は、兄弟間の贈与、夫婦間の贈与、親から子への贈与で子が未成年者の場合などに使用」すると書かれていましたが、財産を受け取る人が成人の場合にはどうなるのでしょうか?_
一般贈与の税率ではないのでしょうか。
税理士の回答

整理してご説明しますね。
贈与税の課税方式には大きく分けて以下の2つがあります。
1.一般贈与財産用の税率(一般贈与税率)
「直系尊属(父母・祖父母など)から成人の子や孫へ贈与」する場合
兄弟姉妹・夫婦間・その他の親族間の贈与
上記のような「直系尊属以外」や「未成年者への贈与」も含まれます。
👉 多くの場合はこちらの税率が適用されます。
2.特例贈与財産用の税率(特例贈与税率)
贈与者が 直系尊属(父母・祖父母など)
受贈者が 18歳以上の子や孫(2022年4月以降は成年年齢引下げにより18歳基準)
この場合、特例税率(一般より緩やか) が適用されます。
3.ご質問のケース
「成人の子供に財産を贈与」
・贈与者:親
・受贈者:成人(18歳以上)の子供
この場合は 「特例贈与税率」 が適用されます。
(一般贈与ではなく、特例贈与に該当します)
4.まとめ
・成人の子へ親から贈与 → 特例贈与税率
・未成年の子へ親から贈与 → 一般贈与税率
・兄弟姉妹・夫婦間の贈与 → 一般贈与税率
本投稿は、2025年09月22日 17時25分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。