相続税対策
母と一緒に暮らすことになり、母名義の家の固定資産税、保険、公共料金の支払いはすべて息子が、しています。これは、相続をする時に何か、控除の対象になるなど、メリットがあるのでしょうか?
税理士の回答

竹中公剛
母と一緒に暮らすことになり、母名義の家の固定資産税、保険、公共料金の支払いはすべて息子が、しています。これは、相続をする時に何か、控除の対象になるなど、メリットがあるのでしょうか?
一緒に暮らすことで、相続対策になっています。
支払は、あまり関係はありません。
下記回答いたします。
母と一緒に暮らすことになり、母名義の家の固定資産税、保険、公共料金の支払いはすべて息子が、しています。
相続税の計算をする上では土地の評価額が想像以上に高くなるケースが多いです。
息子様が同居している場合は、お母様の相続時に特定居住用宅地等(住宅で使っている土地)の小規模宅地等の特例適用の要件を満たすため、メリットがあります。
具体的には、故人が住んでいた家の土地のうち330㎡までを限度として、最大で80%まで評価額が減額されるという特例です。
これは、相続をする時に何か、控除の対象になるなど、メリットがあるのでしょうか?
固定資産税や保険、公共料金の支払いを息子様が代わりに行うかお母様が行うかは与える影響は少ないと思います。
強いて挙げるとすると、お母様の相続税が気になる場合はお母様の支払いにした方が財産を圧縮できるため相続税を少なくする方向に働きます。
また、相続発生後に相続人が支払った固定資産税や公共料金などで債務として確定しているものは債務控除とすることができます。
ただし、火災保険や建更などをお母様がお支払いしている場合、解約返戻金相当額を相続財産として計上する必要がある点に留意が必要です。
ご参考に宜しくお願い致します。
本投稿は、2023年10月22日 06時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。