義理の伯母からの特定遺贈について
子供のいない義理の伯母に遺言書を書いてもらう事になったんですが、伯母は借金とか誰かの保証人になった事はないと言っていますが、高齢なので不安なため包括遺贈ではなく特定遺贈を選択しました。
土地、家屋、家財家具、電話加入権、未支給の公的年金、介護保険料等の返金など特定の財産を遺贈された場合、伯母の負債は私には一切関わりはないのでしょうか?
税理士の回答

中西博明
特定遺贈とは、財産を特定して渡す方法のことを言います。
例えば、「私の財産のうち○○の土地をAさんに渡す」といった指定の方法です。
受け取る財産が明確になっているため、包括遺贈と異なり、他の相続人や受遺者と遺産分割協議を行う必要がありません。
また、「包括遺贈」は債務(借金)を引き継ぎ、「特定遺贈」は債務(借金)は引き継ぎません。
したがって、「特定遺贈」で財産をもらう者にとっては、安心して財産を譲り受けることができますが、「包括遺贈」の場合には、同時に借金も引き継いでしまう恐れもあるため、財産を譲り受ける際には隠れた借金がないかどうかという点に気を付ける必要があります。
ご回答有難うございます。
特定遺贈であれば債務は引き継がなくて済むのですね、分かりました。
因みにですね「土地、家屋、家財家具、電話加入権、未支給の公的年金、介護保険料等の返金を遺贈する」という遺言書でこれらを私が取得した場合
伯母の葬儀、仏事、遺品整理、年金や介護保険などの手続き、電気ガス水道などの解約などを私が行っても問題はないのでしょうか?
これらを行うと伯母の債務を引き受けた事になることはないのでしょうか?
教えてください。

中西博明
叔母さんの葬儀、仏事、遺品整理、年金や介護保険などの手続き、電気ガス水道などの解約は遺贈時の債務ではありませんので、特に問題になることはないと思います。
なお、法律的というより、叔母さんは相続人がいないために、あなたに遺贈をすることにしたんだと思いますから、ご自分の死後の始末を期待していると思います。
ご回答有難うございます。
伯母の夫(私の実の伯父)が故あって家のお墓に入っていますので
結果的に伯母も亡くなれば同じお墓に入ることになります(寺の了承済)
ですので私の葬儀をあげてほしい、遺産が残っていればもらってと言われています。
特定遺贈で遺産を取得して伯母の葬儀などを私が行っても債務を引き受ける事はない
との事であれば安心して行う事ができます、有難うございました。
本投稿は、2020年02月09日 01時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。