土地持分保有時の小規模宅地の特例適用要件について
土地(500㎡)の登記上、持分がそれぞれ母4/10、姉3/10、私3/10となっており、
この土地に母名義の家1軒と私と旦那の共有名義の家1軒、計2軒が建っております。
また、母名義の家には姉が同居しております。
母が他界したので、母の持分(4/10)を姉5/10、私5/10にする場合、
姉は小規模宅地の特例適用要件に当てはまり適用可能と考えておりますが、
私の場合は小規模宅地の特例は適応可能となりますでしょうか?
税理士の回答

増井誠剛
ご質問ありがとうございます。
小規模宅地の特例の適用可否については、土地上に建つ建物の使用状況や相続人の居住状況が重要なポイントです。姉が母名義の家に同居していた場合、姉は「被相続人と同一生計の親族」に該当し、特例適用要件を満たすと考えられます。
一方で、あなたの場合、母名義の家ではなく自宅として利用している建物が旦那との共有名義であるため、「特定居住用宅地等」の要件を満たさない可能性があります。共有名義の建物で小規模宅地の特例を適用するには、建物の持分や土地の利用状況が要件に合致する必要があります。
特例適用の可否は個別の事情によって異なるため、税理士や専門家に相談し、詳細な確認を行うことをお勧めします。
本投稿は、2025年01月14日 18時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。